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  1. 千葉県議会 2022-03-14
    令和4年_総合企画企業常任委員会(第1号) 本文 2022.03.14


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時0分開会 ◯委員長(實川 隆君) ただいまから総合企画企業常任委員会を開会します。  会議に先立ち申し上げます。朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。なお、傍聴については、一般席の定員を10名とさせていただきましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(實川 隆君) それでは、まず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に宍倉委員、秋葉委員を指名します。        ─────────────────────────────        付託案件及び審査順序 ◯委員長(實川 隆君) 本委員会に付託されました案件は、総合企画部関係が議案4件、企業局関係が議案7件であります。  なお、審査の順序は、初めに企業局関係、次に総合企画部関係とします。        ─────────────────────────────        審査の開始(企業局関係) ◯委員長(實川 隆君) これより企業局関係の審査を行います。
           ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案の審査を行います。  企業局長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いします。  田中企業局長。 ◯説明者(田中企業局長) 本日、御審議いただきます議案の概要説明並びに諸般の報告に先立ち、おいしい水検定に係る認定証等の誤送付について申し上げます。  企業局が安全でおいしい水のPRを図るため実施したおいしい水検定において、受検された方に認定証等を本年2月に郵送した際、115名の方に誤った宛名で送付していたことが分かりました。直ちに全ての受検者に謝罪するとともに、誤った宛名で送付したものの返送をお願いし、全て回収いたしました。受検者の皆様に多大な御迷惑をおかけしたこと、県民の皆様の信頼を損なう結果となったことについて、心よりおわび申し上げます。今後このようなことが二度とないよう、複数職員による確認を徹底するなど、再発防止に取り組んでまいります。  それでは、本日御審議をお願いする議案の概要を説明いたします。  今回提案しております企業局関係の議案は7議案です。  初めに、議案第20号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計予算について申し上げます。上水道事業では、強靱な水道の構築、安全な水の供給、お客様からの信頼の確保を基本目標とする中期経営計画に基づいて事業を進めております。令和4年度当初予算では、中期経営計画の目標の達成に向け、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額として、前年度当初予算に対し6億円増の1,491億円を計上しました。  重点事業のうち、主なもの3点について申し上げます。  1つ目は、管路の更新・整備です。湾岸埋立地域の管路や病院、防災拠点等の重要給水施設への管路の更新、耐震化を優先的に進めていきます。  2つ目は、水管橋緊急修繕です。令和3年10月の地震に伴う水管橋の漏水事故を受け、同様の継ぎ手を使用した水管橋について緊急修繕を実施します。  3つ目は、停電対策の強化です。災害等による停電時にも安定して水を供給できるよう、浄・給水場等における非常用自家発電機の増強や燃料タンクの増設などを実施します。  次に、議案第21号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計予算について申し上げます。創設から半世紀が経過した本年の工業用水道事業は、施設更新、耐震化長期計画及びこの長期計画を具体化した中期経営計画に基づいて事業を進めております。令和4年度当初予算では、中期経営計画の着実な実施に向け、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額として、前年度当初予算に対し19億円増の239億円を計上しました。  重点事業のうち主なもの3点について申し上げます。  1つ目は、施設更新・耐震化事業です。老朽化した浄・給水場等及び管路、水管橋の更新、耐震化について、老朽度や重要度等を勘案して実施します。  2つ目は、水管橋緊急修繕です。上水道事業と同様、昨年の漏水事故を受けて水管橋の緊急修繕を実施します。  3つ目は、停電対策の強化です。浄・給水場等における非常用自家発電機の増強を実施します。  次に、議案第23号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計予算について申し上げます。造成土地管理事業では、地域経済の発展に資する産業用地、住宅用地等を提供していくことなどを目的とする経営計画に基づき事業に取り組んでいるところです。令和4年度当初予算では、保有する資産の分譲、処分の着実な実施に向け、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額として、前年度当初予算に対し24億円増の190億円を計上しました。  重点事業のうち主なもの3点について申し上げます。  1つ目は、土地分譲等の推進です。幕張A地区等で見込む新規分譲など、保有資産の処分等を進めていきます。  2つ目は、保有資産の管理等です。当局の保有資産の管理や公共施設の引継ぎ工事などを実施します。  3つ目は、幕張新都心拡大地区新駅設置負担金です。幕張新都心の交通利便性の向上や活性化につながる幕張豊砂駅の令和5年春開業に向け、建設工事等に要する費用の一部を負担します。  次に、議案第43号令和3年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。補正の主な内容は、入札執行などに伴う修繕費や建設事業費の減額等を行うものです。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は118億円の減額で、補正後の支出予算総額は1,368億円となります。  次に、議案第44号令和3年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)について申し上げます。補正の主な内容は、入札執行などに伴う動力費や建設事業費の減額等を行うものです。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は8億円の減額で、補正後の支出予算総額は212億円となります。  次に、議案第46号令和3年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第3号)について申し上げます。補正の主な内容は、当初見込んでいなかった土地の分譲収益とその原価の増額、執行状況を踏まえた委託料の減額などを行うものです。収益的支出資本的支出を合わせた補正額は20億円の減額で、補正後の支出予算総額は145億円となります。  次に、議案第83号権利の放棄について申し上げます。本議案は、土地分譲代金のうち回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うものでございます。  以上の各議案の詳細につきましては、担当課長から説明させますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。  最後に、諸般の報告として1点申し上げます。  千葉県営水道では、ICT等を活用したお客様サービス業務改善方針の策定を進めております。県営水道事業中期経営計画では、主要施策、お客様サービスの向上において、支払い方法の多様化や手続等のオンライン化に取り組むこととしており、具体的な方策や令和7年度までの導入スケジュールを盛り込んだ業務改善方針案を策定したところです。現在、県営水道を利用する皆様に御意見募集を行っており、いただいた御意見を踏まえ、今月末までに方針を策定する予定です。  以上、議案の概要説明並びに諸般の報告を申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第20号関係 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案第20号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) それでは、議案第20号令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計予算について説明いたします。  お手元に配付しております議案説明資料の1ページをお開きください。初めに、Iの予算規模ですが、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額は、表の一番下に記載のとおり1,491億400万円を計上しており、前年度に比べ5億6,200万円増となっております。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は829億9,500万円を計上し、その主なものは給水収益、長期前受金戻入などです。収益的支出は791億3,200万円を計上し、その主なものは委託料、減価償却費などです。その結果、純利益は前年度に比べ5億8,200万円減の10億8,100万円となっております。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は260億7,900万円を計上し、その主なものは企業債、工事負担金などです。資本的支出は699億7,200万円を計上し、その主なものは建設事業費企業債償還金などです。その結果、資本的収支における収支差はマイナス438億9,300万円となりますが、この不足額は減価償却費等の保有資金で補填いたします。  資料の2ページをお開きください。議案書写しに沿って御説明いたします。第2条は業務の予定量ですが、(1)給水戸数は156万4,000戸、(2)年間総給水量は3億5,554万7,000立方メートル、(3)1日平均給水量は97万4,000立方メートル、(4)1日最大給水量は113万4,000立方メートルと見込んでいます。  第3条収益的収入及び支出及び3ページの第4条資本的収入及び支出は、1ページの予算規模で御説明いたしましたので、省略させていただきます。  4ページをお開きください。第5条は債務負担行為です。機械警備・施設管理業務委託以下、5ページまでの27項目となりますが、これは契約期間が複数年度にわたる業務委託や工事について、期間と限度額を定めるものです。  6ページをお開きください。第6条は企業債ですが、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。  第7条は一時借入金ですが、限度額を45億円と定めるものです。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用ですが、流用することができる場合を営業費用と営業外費用の各項間とするものです。  第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費ですが、その内容は、職員給与費75億8,980万1,000円です。  第10条は他会計からの補助金ですが、内容は水源調整計画分の一般会計からの繰出金で、金額は3,359万8,000円です。  7ページを御覧ください。第11条はたな卸資産購入限度額ですが、限度額を764万3,000円と定めるものです。  以上が令和4年度千葉県特別会計上水道事業会計予算の説明でございます。  なお、参考として、8ページは給与費明細書を、9ページから13ページまでは令和4年度当初予算案の概要を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 それでは、千葉県営水道の料金の支払い方法の現状と課題はどうか。また、新たに導入するクレジットカード払いはどのような効果が期待できるのか、答弁願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  県営水道料金の支払い方法といたしましては、口座振替払い、納付書払いの2種類がございまして、その利用割合は7対3となっております。このうち納付書払いは、お客様が自ら進んでお支払いをしなければならないという性質上、未納につながりやすく、また、督促状などの書面通知を行う場合には大量の紙資源を消費し、郵送費に多額の費用を要する等の課題がございます。クレジットカード払いを導入し、多くのお客様に御利用いただくことによりまして、お客様の利便性の向上やコストの削減等の効果があると考えているところでございます。また、キャッシュレス化ペーパーレス化につなげることで、非接触、非対面のサービス提供や、SDGsの観点からも効果が期待できると考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 クレジット払いの利用を拡大するために積極的に広報活動を行うべきと考えるが、新たなサービスの開始に当たっては、どのように取り組んでいくのかお聞かせ願いたい。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  来年度後半に予定してございますクレジットカード払いの開始に合わせまして、キャッシュレス化促進事業といたしまして、SNS広告やデジタルサイネージ広告、それからショッピングセンター等大型店舗でのキャンペーンなどを行って、県営水道のお客様に対してクレジットカード払いの利用について御案内させていただきたいと考えております。  なお、「県水だより」やホームページでの御案内についても、適切なタイミングで行ってまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 この件に関して要望申し上げます。クレジットカード払いには様々なメリットがあることから、多くの水道利用者にクレジットカード払いを選択してもらえるよう、効果的な広報活動に努めてもらいたいと思います。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。     (本間 進委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 私もこのクレジットカード払いについてはずっと申し上げてきたんですけれども、これのもう少し詳細なスケジュール感をちょっと御答弁いただきたいなと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  スケジュールでございますが、まず、9月補正予算で債務負担行為を設定していただきました関係で、決済代行業者の入札を行いまして、株式会社エフレジという会社に決まりました。当会社が今年度中に申込みサイトの構築を行っているところでございます。あわせまして、水道料金システムの改修を行っておりまして、この改修に併せましてクレジット対応の改修も併せて行っていくということで、このテストを来年度に入りまして繰り返し行いまして、来年度の後半にクレジットの利用開始をしていこうというスケジュールで考えてございます。  以上でございます。
    ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 そのクレジット納付をする場合には、いろいろなクレジット会社がありますけれども、これは全てを網羅する考え方なのか、それとも一部限定になるのかというのは、今のところ分かっている範囲で結構ですが、教えていただければと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  決済代行会社を経由しての決済になりますので、その代行会社がどのような会社と契約しているかということでございますが、現段階で考えてございますのは、いわゆる五大ブランドと言われているブランドについてはカバーできる方法だと考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 県民が、より一層払いやすい環境を築いていただければということを要望して、終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに。ほかにございませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 水管橋緊急修繕についてお尋ねします。2億6,600万円計上されているということですが、橋の数は24橋ということで間違いないですか。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  令和4年度当初予算において24橋の緊急修繕を行う費用として計上してございます。費用としては2億6,600万円でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。それは、必要な箇所数の全部ということでよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) ボルト腐食の可能性のある水管橋49橋について、修繕履歴の確認や現地調査を実施いたしました。その結果、3月10日までに11橋についてはボルト交換の必要性はなく安全であるということを確認しました。また、2橋についてはボルト交換を完了しましたので、合計13橋について修繕等の対策を完了しています。現在は残る36橋について、優先順位の高いものから腐食状況を調査の上、ボルト交換を、修繕を実施してまいりますので、来年度については、その36橋のうち24橋の緊急修繕工事を実施することとしております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。12橋については令和5年度当初予算の計上を目指しているということでいいんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤給水課長。 ◯説明者(佐藤給水課長) 給水課でございます。  そのように考えてございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。  次に、新庁舎についてお尋ねします。一般会計のほうの歳出に、この分の一般会計負担分についての記載があったかと思うんですが、こちらの資料では上水道事業会計の収入のほうでは幾らを見込んでいるんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 新庁舎建設の上水道事業の負担分ということでよろしいですか。上水道事業につきましては、令和4年度現行予算といたしまして1億4,000万円を計上してるところでございます。以降、工業用水道事業が3,500万円、造成土地管理事業が7,800万円となっているところです。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ちょっと最後の2つがよく小さくて聞こえなかった。工業用水道事業が3,500万円、造成土地管理事業のほうが7,800万円でよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 声が小さくて申し訳ありませんでした。そのとおりでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。  では、今年度3会計で2億5,300万円ぐらいの予算と、そのほか債務負担行為で75億円以上の予算がついておりますが、太陽光パネルソーラー発電設備については何キロワット規模のものが今想定されてますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 小林副技監兼庁舎整備室長。 ◯説明者(小林副技監兼庁舎整備室長) 環境配慮についての太陽光発電設備の対応についての予定なんですけれども、屋上部分に約10KVAの太陽光発電設備を設置する予定としております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ちょっと単位がよく聞き取れなかったんですが、一般的に住宅用の太陽光パネルとか、キロワットの単位で規模を表す場合が多いんですけど、キロワット単位だと何キロワットですか。 ◯委員長(實川 隆君) 小林副技監兼庁舎整備室長。 ◯説明者(小林副技監兼庁舎整備室長) 庁舎整備室です。  同じく10キロワットでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。10キロワットですか。一般住宅、令和3年度まで県の助成金がついていた最大キロワットが4.5キロワットですから、それと比べて2倍程度というのは、この規模の庁舎にしてはやや小さいのではないかと思いますので、要望ですが、ぜひとももう少し大きい太陽光発電設備をつけていただきたいのと、全体としてネットゼロエネルギービルのZEBの考え方をさらに取り入れるよう要望して、質問を終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第20号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第20号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第21号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第21号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計予算を議題とします。
     当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課でございます。それでは、議案第21号令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計予算について御説明いたします。  議案説明資料の15ページをお開きください。初めに、Iの予算規模ですが、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額は、表の一番下に記載のとおり238億8,700万円を計上しており、前年度に比べ19億2,400万円増となっています。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は137億8,200万円を計上し、その主なものは給水収益、長期前受金戻入などです。収益的支出は130億6,900万円計上し、その主なものは委託料、減価償却費などです。その結果、純利益は前年度に比べ5,900万円減の3億3,200万円となっております。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は34億9,100万円を計上し、その主なものは国庫補助金、出資金などです。資本的支出は108億1,800万円を計上し、その主なものは建設事業費企業債償還金などです。その結果、資本的収支における収支差はマイナス73億2,700万円となりますが、この不足額は減価償却費等の保有資金で補填をいたします。  資料の16ページをお開きください。議案書に沿って御説明いたします。第2条は業務の予定量ですが、(1)給水企業数は285社、(2)年間総給水量は2億8,699万9,500立方メートル、(3)1日平均給水量は78万6,300立方メートルと見込んでおります。  16ページから18ページまでの第3条収益的収入及び支出及び19ページから20ページまでの第4条資本的収入及び支出は、15ページの予算規模で御説明いたしましたので、省略をさせていただきます。  20ページをお開きください。第5条は債務負担行為です。浄水場発生土処分等業務委託以下、次の21ページまでの8項目となりますが、これは契約期間が複数年度にわたる業務委託や工事について、期間と限度を定めるものです。  21ページをお開きください。第6条は企業債ですが、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法を定めるものです。  第7条は一時借入金ですが、限度額を40億円と定めるものです。  第8条は予定支出の各項の経費の金額の流用ですが、流用することができる場合を、営業費用と営業外費用の各項間とするものです。  22ページをお開きください。第9条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費ですが、その内容は、職員給与費10億5,720万2,000円です。  以上が令和4年度千葉県特別会計工業用水道事業会計予算の説明でございます。  なお、参考として、23ページは給与費明細書を、25ページから29ページまでは令和4年度当初予算の概要を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ちょっと先ほどの質疑は工業用水の答弁もあったんで確認をさせていただきたいんですが、新庁舎事業分の一般会計負担分がそれぞれの事業会計に幾らずつ令和4年度の当初予算として積算されてるかという質疑をいたしたんですが、工業用水道事業会計の歳出に3,500万円計上されてるので、歳出の額を誤って答弁されたのか、それとも、歳出と歳入がたまたま偶然一致していたのか、ちょっと確認して答弁していただきたいんですが。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 大変失礼いたしました。一般会計からの負担金ではなく、先ほど支出予算を申し上げてしまいました。申し訳ありませんでした。 ◯委員長(實川 隆君) 訂正ですね。 ◯説明者(武田財務課長) 訂正いたします。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員、よろしいですか。 ◯秋葉就一委員 これから答弁、後になる。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 大変失礼いたしました。財務課でございます。  一般会計からの負担金でございます。知事部局からの新庁舎建設工事費負担金収入でございますけれども、3会計の総額で6,095万8,000円となります。いずれも資本的収入に計上いたします。そのうちの水道のほうの給水の負担金でございますけれども、上水道事業会計でございますけれども、3,365万4,000円となります。  以上でございます。失礼いたしました。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 今の議案の工業用水道事業会計に入ってくる一般会計負担分は令和4年度、これからです。今、3,365万円というのは上水道なんですよね。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) すみません。何度も失礼いたしました。財務課でございます。  知事部局からの新庁舎建設工事負担金でございますけども、先ほど、すみません。答弁間違えました。3会計の総額で6,095万8,000円となります。上水道事業会計でございますけれども、3,365万4,000円となります。  以上です。  すみません。失礼しました。工業用水道事業会計でございますけれども、840万1,000円となります。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 じゃあ、先ほど上水道事業会計が3,365万4,000円、工業用水道事業会計に入ってくるのが840万1,000円ということで、造成土地改良事業分は次の議案で御答弁いただけるということで、よろしいですか。 ◯委員長(實川 隆君) 武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 失礼いたしました。それでは、申し訳ありません。合わせて答弁させていただきます。造成土地管理事業でございますけれども、673万9,000円でございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員、よろしいですか。 ◯秋葉就一委員 いや、ちょっと今3つ足すと、先ほど合計で6,095万8,000円というのと一致しないんですけど。 ◯委員長(實川 隆君) もう1回整理しましょうか。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 申し訳ありません。工業用水道事業会計、先ほど840万1,000円と申し上げましたけれども、841万円でございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  武田財政課長、もう1回改めて整理して答弁していただけますか。  武田財務課長、お願いします。 ◯説明者(武田財務課長) すみません。それでは、改めて御答弁をさせていただきます。まず、令和4年度の当初予算でございますけれども、3会計の総額で6,095万8,000円となります。会計ごとの内訳でございますけれども、上水道事業会計が3,365万4,000円、工業用水道事業会計が841万円、造成土地管理事業会計が1,889万4,000円でございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員、よろしいですか。  それでは、ほかにございませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第21号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第21号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第23号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第23号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課でございます。それでは、議案第23号令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計予算について御説明いたします。
     議案説明資料の31ページをお開きください。初めに、Iの予算規模ですが、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額は、表の一番下に記載のとおり189億8,200万円を計上しており、前年度に比べ24億3,300万円増となっています。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は161億6,700万円を計上し、その主なものは土地分譲収益、土地貸付収益などです。収益的支出は148億5,900万円を計上し、その主なものは土地分譲原価負担金などです。その結果、純利益は前年度に比べ4億5,100万円増の13億800万円となっております。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は9億7,400万円を計上し、その主なものは工業用水道事業会計からの貸付金返還金です。資本的支出は41億2,300万円を計上し、その主なものは工業用水道事業会計への出資金、公益的施設負担金などです。その結果、資本的収支における収支差はマイナス31億4,900万円となりますが、この不足額は土地分譲原価等の保有資金で補填いたします。  資料の32ページをお開きください。議案書に沿って御説明いたします。第2条は業務の予定量ですが、土地分譲は9万4,020平方メートルと見込んでいます。  32ページから33ページまでの第3条収益的収入及び支出及び33ページの第4条資本的収入及び支出は、31ページの予算規模で説明いたしましたので、省略させていただきます。  34ページをお開きください。第5条は債務負担行為です。廃棄物空気輸送管閉塞工事以下5項目にわたって契約期間が複数年度にわたるため、期間と限度額を記載のとおり定めるものです。  第6条は一時借入金ですが、限度額を50億円と定めるものです。  第7条は予定支出の各項の経費の金額の流用ですが、流用することができる場合を、営業費用と営業外費用の各項間とするものです。  第8条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費ですが、その内容は、職員給与費10億2,948万6,000円です。  35ページをお開きください。第9条は重要な資産の取得及び処分ですが、令和4年度は幕張A地区で1件の土地の売り払いを予定しています。  以上が令和4年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計予算の説明でございます。  なお、参考として、36ページは給与費明細書を、37ページから41ページまでは令和4年度当初予算案の概要を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 それでは、令和3年度における土地分譲はどうなっているのか。また、未処分土地の状況はどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 稲生土地事業調整課長。 ◯説明者(稲生土地事業調整課長) 土地事業調整課でございます。  令和3年度の土地分譲は、分譲面積で5ヘクタール、分譲収入で97億円を見込んでおります。主な分譲地区としましては、幕張新都心が2.5ヘクタールで74億円、長浦や富津が1.5ヘクタールで1億円となっております。この結果、令和3年度末の未処分土地の面積は170ヘクタールになる見込みでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 令和4年度の土地分譲はどのように見込んでいるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯説明者(武田財務課長) 稲生土地事業調整課長。 ◯説明者(稲生土地事業調整課長) 土地事業調整課でございます。  令和4年度の土地分譲は、当初予算において分譲面積で9.4ヘクタール、分譲収入で118億円を見込んでおります。主な分譲地区としては、幕張新都心が3.6ヘクタールで43億円、それから千葉北部地区は2.8ヘクタールで23億円となっております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望。今後の土地分譲に当たっては、地元市のまちづくりや企業のニーズをしっかりと捉え、着実に進めてもらいたいと思います。終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 最初に、20号議案のときに私、新庁舎の債務負担行為を75億円ほどと申し上げたんですけど、77億円でしたので訂正させていただきます。  質疑といたしましては、資料の34ページの債務負担行為の追加の3行目、幕張新都心地下駐車場消火設備改修事業が2か年度で3億8,000万円ということですが、こちらは令和3年度には特にまだ未着手だったということでよろしいのかということと、PFOS、PFOAの代替交換事業ということでよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 石川資産管理課長。 ◯説明者(石川資産管理課長) 資産管理課長でございます。  まず、3年度の状況ということですけれども、これにつきましては、この改修工事自体は4年度からになります。ただ、今年度から、いわゆる泡消化栓、いわゆるPFOSというような有害物がありますので、その交換のための設計に入って、その設計の中で設備の改修の必要性が出ておりますので、この事業を来年、再来年で実施するというものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。じゃあ、2か年度で全部終わるんだと思うんですが、この3億8,000万円の財源には国の国庫負担金とかは入ってるでしょうか、起債とか。 ◯委員長(實川 隆君) 石川資産管理課長。 ◯説明者(石川資産管理課長) 一応入ってございません。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 それぞれ幾らずつでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 石川資産管理課長。 ◯説明者(石川資産管理課長) 4年度が2,000万円で、5年度が3億8,000万円。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。 ◯説明者(石川資産管理課長) 全額分がこの債務負担で組まれていることになります。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ちょっと勘違いされているんじゃないですか。金額の総額を聞いたんじゃなくて、財源のうち国庫負担と起債分はそれぞれ幾らでしょうかと。 ◯委員長(實川 隆君) 石川資産管理課長。 ◯説明者(石川資産管理課長) 特に入ってございません。     (「どっち」と呼ぶ者あり) ◯説明者(石川資産管理課長) 入ってございません。入っておりません。すみません。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第23号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第23号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────
           議案第43号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第43号令和3年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課でございます。議案第43号令和3年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)について御説明いたします。  議案説明資料の43ページをお開きください。補正内容としては、収入は最終の見込額に、支出は事業の執行状況等に応じた所要額にそれぞれ補正するもので、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額の補正額は、表の一番下に記載のとおり117億9,100万円の減額で、最終予算額は1,368億1,400万円となります。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は給水収益などについて、最終の見込額を計上する結果、全体では4億6,800万円の増額で、最終予算額は832億7,000万円となります。収益的支出は、修繕費や委託料などについて事業の執行状況等に応じた所要額に補正する結果、全体では29億円の減額で、最終予算額は754億900万円となります。その結果、純利益は31億3,700万円増の47億9,700万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は資金収支状況等を勘案し、企業債を20億円減額するなどの結果、全体では36億500万円の減額で、最終予算額は257億8,200万円となります。資本的支出は、建設事業費などについて、事業の執行状況等に応じた所要額に補正する結果、全体では88億9,100万円の減額で、最終予算額は614億500万円となります。  44ページをお開きください。次に、議案書の写しにより御説明いたします。第2条は業務の予定量の補正ですが、(1)給水戸数を154万4,000戸に、(2)年間総給水量を3億3,651万3,000立方メートルに、(3)1日平均給水量を92万2,000立方メートルに、(4)1日最大給水量を96万立方メートルにそれぞれ補正いたします。  44ページから45ページまでの第3条収益的収入及び支出の補正及び45ページから47ページまでの第4条資本的収入及び支出の補正は、43ページで御説明いたしましたので、省略をさせていただきます。  47ページを御覧ください。第5条は企業債の補正ですが、43ページで御説明したとおり、起債限度額を240億円から220億円に減額するものです。  第6条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増額に伴う補正です。  最後に、第7条は他会計からの補助金の補正ですが、上水道事業繰出金を4,886万2,000円に減額するものです。  以上が令和3年度千葉県特別会計上水道事業会計補正予算(第2号)の説明でございます。  なお、48ページは参考として給与費明細書を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第43号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第43号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第44号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第44号令和3年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課でございます。議案第44号令和3年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算(第2号)について御説明をいたします。  議案説明資料の49ページをお開きください。補正内容としては、収入は最終の見込額に、支出は事業の執行状況等に応じた所要額にそれぞれ補正するもので、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額の補正額は、表の一番下に記載のとおり7億6,700万円の減額で、最終予算額は212億500万円となります。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は雑収益などについて最終の見込額を計上する結果、全体では6,300万円の増額で、最終予算額は139億1,400万円となります。収益的支出は動力費などについて、事業の執行状況等に応じた所要額に補正する結果、全体では1億7,300万円の減額で、最終予算額は129億2,300万円となります。その結果、純利益は3億5,300万円増の7億3,200万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は国庫補助の採択事業の増により、国庫補助金を5億2,900万円増額するなどの結果、全体では5億9,400万円の増額で、最終予算額は42億5,500万円となります。資本的支出建設事業費などについて、事業の執行状況等に応じた所要額に補正する結果、全体では5億9,400万円の減額で、最終予算額は82億8,200万円となります。  50ページをお開きください。次に、議案書写しにより御説明いたします。第2条は業務の予定量の補正ですが、(1)給水企業数を285社に、(2)年間総給水量を2億8,597万8,500立方メートルに、(3)1日平均給水量を78万3,502立法メートルにそれぞれ補正いたします。  50ページから54ページまでの第3条資本的収入及び支出の補正及び54ページから57ページまでの第4条資本的収入及び支出の補正は、49ページで御説明いたしましたので、省略をさせていただきます。  57ページを御覧ください。第5条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の減額に伴う補正です。  以上が令和3年度千葉県特別会計工業用水道事業会計補正予算の説明でございます。  なお、58ページは参考として給与費明細書を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第44号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第44号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第46号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第46号令和3年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第3号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  武田財務課長。 ◯説明者(武田財務課長) 財務課でございます。議案第46号令和3年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第3号)について御説明いたします。  議案説明資料の59ページをお開きください。補正内容としては、収入は最終の見込額に、支出は執行状況等に応じた所要額にそれぞれ補正するもので、収益的支出資本的支出を合わせた支出予算総額の補正額は、表の一番下に記載のとおり20億2,200万円の減額で、最終予算額は145億1,000万円となります。  表の上段、収益的収支ですが、収益的収入は土地分譲収益、土地貸付収益などについて最終の見込額を計上する結果、全体では4億8,400万円の増額で、最終予算額は136億7,400万円となります。収益的支出は、分譲収益に合わせて土地分譲原価を増額するほか、修繕費や委託料などについて、執行状況等に応じた所要額に補正する結果、全体では20億5,400万円の減額で、最終予算額は102億6,200万円となります。その結果、純利益は25億3,800万円増の34億1,200万円となります。  次に、資本的収支ですが、資本的収入は固定資産売却額の確定などにより、全体では200万円の減額で、最終予算額は9億8,500万円となります。資本的支出は、固定資産取得費などを最終見込額へ補正する結果、全体で3,200万円の増額で、最終予算額は42億4,800万円となります。  60ページをお開きください。次に、議案書の写しにより御説明をいたします。第2条は業務の予定量の補正ですが、土地分譲、今年度中に契約の締結が見込まれる完成資産の面積として3万5,355平方メートルに補正いたします。  60ページから62ページまでの第3条収益的収入及び支出の補正及び62ページから63ページまでの第4条資本的収入及び支出の補正は、59ページで説明いたしましたので、省略をさせていただきます。  63ページをお開きください。第5条は議会の議決を経なければ流用することのできない経費の補正ですが、職員給与費の増額に伴う補正です。  以上が令和3年度千葉県特別会計造成土地管理事業会計補正予算(第3号)の説明でございます。  なお、64ページは参考として給与費明細書を添付させていただきました。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第46号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第46号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第83号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第83号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  木村副参事兼ニュータウン事業室長。 ◯説明者(木村副参事兼ニュータウン事業室長) ニュータウン事業室でございます。  それでは、議案第83号権利の放棄について御説明いたします。お手元の常任委員会資料65ページをお開きいただきたいと思います。
     本件は、土地譲渡代金に係る未収債権のうち、回収が不可能と認められる債権について権利の放棄を行うため、議会の議決に付するものでございます。  今回の放棄の対象となる債権でございますが、平成11年度に発生した共有名義で土地を取得した2名についての譲渡代金に係る未収債権でありまして、金額は70万5,366円及び遅延損害金でございます。  放棄の理由でございますが、本件の両債務者については、いずれも破産により債務についての免責の許可が決定したことから、債権の回収が不可能と認められるためでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 70万5,366円及び遅延損害金の、この遅延損害金は幾らで、パーセントは年利どのぐらいだとか教えてください。 ◯委員長(實川 隆君) 木村副参事兼ニュータウン事業室長。 ◯説明者(木村副参事兼ニュータウン事業室長) ニュータウン事業室長でございます。  遅延損害金の率は、年14.6%の割合で算入することになってございますが、この金額は債権が回収された時点で計算されているものでございまして、あくまで今回の遅延損害金として議案提案させていただいてございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 ちょっとよく分かんなかったんですけど、70万5,366円に遅延損害金が入っているのか。 ◯委員長(實川 隆君) 木村副参事兼ニュータウン事業室長。 ◯説明者(木村副参事兼ニュータウン事業室長) いえ、別です。 ◯坂下しげき委員 遅延損害金が何ぼかというのをちょっと教えてもらいたい。 ◯委員長(實川 隆君) 詳細分かりますか。  木村副参事兼ニュータウン事業室長。 ◯説明者(木村副参事兼ニュータウン事業室長) ニュータウン事業室でございます。  遅延損害金は別で、今回議案提案させていただいておりますのも70万5,366円、これは元金の残金と、それからその他の割賦利息の残金でございます。それに別に遅延損害金という形で計上させていただいておりまして、ざっくりの試算でございますが、今日現在で、恐らく遅延利息として1,100万円ほどになるかなというところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 すみません。最終的にはこの本会議で議決をされた瞬間にストップするということですか。 ◯委員長(實川 隆君) 木村副参事兼ニュータウン事業室長。 ◯説明者(木村副参事兼ニュータウン事業室長) そのとおりでございます。すみませんでした。こちらの物件は、都市再生機構と企業局、両方で分譲したものでございまして、企業局分については持分が28.31%となってございます。今、委員申されたとおり、入金がした段階で確定するものということで、今回の議案として確定額としては計上しているわけではないんですけれども、仮に今日現在ということで試算いたしますと、先ほどの1,200万円の、そのうちの内訳として、企業局分は約340万円ほどになるかと思われます。失礼いたしました。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員、よろしいですか。  そのほか質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第83号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第83号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、諸般の報告・その他について御質問ありましたら御発言願います。  本間委員。 ◯本間 進委員 3点質問したいと思います。  昨今、マスコミ等で、塗料メーカーが水道管の塗料に規格外の原料を使用した問題で、全国的に多くの水道工事が中断されたとの新聞報道がありましたが、我が県営水道ではどのような対応をしたのか、渡辺次長に聞きたいと思います。違うのか。お願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 鳥海計画課長。 ◯説明者(鳥海計画課長) 計画課でございます。  水道管の塗料問題で水道管材料の出荷が自粛されたことに伴い、県営水道では、1月13日より配管工事を一時見合せましたが、その後、日本水道協会で安全性が確認された塗料を使用した材料について、1月18日に水道管メーカーが出荷自粛を解除したことから、直ちに配管工事を再開しました。県営水道では、出荷自粛期間中においても、日本水道協会や水道管メーカーから情報収集するとともに、関係団体ときめ細やかに情報共有を図ったことで、配管工事の一時見合せによる大きな混乱は生じておりません。今後も、水道管材料の入荷遅れ等により工程の遅延等が発生した場合には、工期延期を行うなど、工事受注者が安心して事業に取り組めるよう適切に対応してまいります。  私からは以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望。今回の水道管の塗料に規格外原料が使用された問題では、幸いにも短期間で工事を再開できました。今後も工事受注者が円滑に工事が実施できるよう、しっかりと対応していただきたいと思います。  次になります。現在、千葉県営水道ICT等を活用したお客さまサービス業務改善方針の策定を進めているとのことだが、ICT等を活用することで、具体的にどのような効果が期待できるのか、答弁願います。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  ICTを活用することにより、お客様、企業局双方にメリットがあるものと考えてございます。お客様におきましては、お申込みや申請など電話や書面で行う必要があるものについてオンライン化することで、24時間いつでも手続が可能となり、待ち時間なく手続を完了することができるようになります。また、ウェブ上にお客様専用ページを提供することで、過去の使用水量や料金の確認ができるようになり、さらに、チャットボット機能を導入することで、いつでも必要な情報が入手できるようになります。一方、企業局では、業務量や経費の削減などの効果が期待されるところでございます。ICTの活用効果を確認、検討しながら、令和7年度までの具体的な取組を進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望、この件に関して。ICT等を活用することは、県営水道利用者への、より一層のサービス向上につながり、企業局にもメリットがあることは分かりました。ICT化に向けて各種取組を着実にしっかりと進めてもらいたいと思います。  次に、県営水道事業中期経営計画についてお伺いしたいと思います。今年度から開始している現中期経営計画について、進捗状況はどうか。また、計画期間5年間の目標達成に向けて、どのように進めているのかお聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 中村副参事兼政策・広報室長。 ◯説明者(中村副参事兼政策・広報室長) 政策・広報室でございます。  中期経営計画は、令和3年度から7年度を計画期間としており、計画初年度である今年度は、主な事業として管路の更新・整備、ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備、浄・給水場等における停電対策の強化などに取り組んでまいりました。一部の事業におきましては、当初の想定以上に工事期間を要することが判明したりですとか、また、原材料の調達が困難になるなどの事情によりまして、多少の遅れが見込まれるものもございますが、これまでのところ、各事業ともおおむね順調に進捗をしております。今後も計画期間5年間の目標を確実に達成できるよう、各年度ごとの達成指標を明確にしながら、進行管理を行ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 計画期間の5年間で目標を確実に達成するよう、来年度以降もしっかりと取り組んでもらいたいと思います。終わります。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 12月議会でも習志野市の芝園にある地下共同溝について質問させていただきました。そうしたところ、同僚の高橋議員、鈴木議員のお2人から高い関心をお示しいただき、昨年12月の20日に、お2人と一緒に現地視察を行いました。植物工場では、実際にベルトコンベヤーにより自動で野菜が運ばれているのを見学して、最後に試食をさせていただきましたが、香りがしっかりしていて、おいしいだけではなく、洗わずに食べられる長所もあり、大変将来性のある事業だと感じました。また、植物工場から海浜幕張側の未利用部分については、ワインセラーなど、条件によっては活用の道があるのではないかと再認識したところであり、企業局にはスピード感を持って拡大についての検討を行ってほしいとの思いを強く持ったところです。12月議会の質問から二、三か月ほどしか経ておりませんが、その動きが大変気になっております。  そこで伺います。植物工場の拡大を検討していると聞いておりますが、進捗状況を教えていただきたい。
    ◯委員長(實川 隆君) 石川資産管理課長。 ◯説明者(石川資産管理課長) 資産管理課でございます。  植物工場の拡大は、使用されていない習志野市地下の共同溝の有効利用を図る上で、当局といたしましても重要な課題であるというふうに考えております。そのような中、去る2月に事業者の役員と直接面談を行うなど、植物工場の拡大に向けた課題等について引き続き協議しているところでございます。今後とも事業者との連絡を密にしながら、事業規模の拡大に向けて必要な協力を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 拡大の進捗状況については承知しました。植物工場の拡大に取り組んでいる中でありますけれども、他業種の活用に向けた検討状況はどうなっているか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 稲生土地事業調整課長。 ◯説明者(稲生土地事業調整課長) 土地事業調整課でございます。  企業等の利活用に向けて、共同溝の場所や経緯、現況等の概要をまとめた冊子を新たに作成いたしました。さらに、1月20日に金融機関や商工労働部の企業立地課と共同溝の視察も行いました。金融機関からは、この状況からすると、植物工場を拡大していくのが最善である、余剰スペースがあれば、エビなどの養殖の可能性があるのではないか、一方で、出入口の確保や、その設置等で多額の費用がかかるのが課題といった意見がございました。これらのことを踏まえて、まずは植物工場拡大の可能性について、現在事業に取り組んでいる事業者と協議を進めてまいります。その上で、活用可能なスペースがある場合は、金融機関等から活用の可能性や関心を持つ企業の情報収集を行い、検討を図っていきたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 それでは、要望させていただきます。早々に対応いただいて、ありがとうございます。植物工場の拡大については、事業者の要望をよく聞き、可能な限り支援していただくよう要望いたします。また、他業種の活用に向けた検討についても、引き続き幅広く臨んでいただくようお願いします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 まず、今、佐藤委員がいい御質問されましたけど、植物工場を4年前から見学してますけど、販売ルート、その辺が一番の問題ですので、例えばイオンにとか何とかして、その辺が売れるように、ぜひ協力して持っていっていただきたいと、まずちょっと要望しておきます。  質問は2つありまして、県営水道のICTを活用した業務改善について、本間委員も言っていましたけれども、スマホやパソコンを使い慣れていない高齢者などに不都合となることは特にないのか。2問のうち1問、それをお聞きします。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  現在策定中の千葉県営水道ICT等を活用したお客様サービス業務改善方針では、お客様サービスの基本方針といたしまして、ICTの利用が難しいお客様にも配慮し、電話等の窓口も引き続き設けますとしております。引き続き高齢者などの人たちにとって不都合となることがないように適切に対応していきたいと考えてございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 ICT、ICTと言って、これからその方向だし、正しいというか善というか、いいことだとは思うんですけど、70%ぐらいがもう自動振込してますので、その変わってきた人に対してのよりよいサービスだとは思います。とにかく今、電話の相談口を、高齢者は本当にICTと聞いただけで鳥肌が立つ人がいっぱいいますので、その辺はすごく心に決めて、ぜひ対応していただきたいと。電話の相談口は当然確保してほしいということです。  それと、2番目の質問ですけれども、水道利用料が自動的に遠隔把握できるスマートメーターを東京都をはじめ各自治体は導入しようとしています。訪問による検針の負担をなくし、かつ高齢者の見守りサービスも、使っているか使ってないかで、ほとんど使ってなかったら高齢者は死んでんじゃないかとか、そういう高齢者の見守りサービスも可能となるが、千葉県はその導入計画はないのかお聞きします。 ◯委員長(實川 隆君) 永井業務振興課長。 ◯説明者(永井業務振興課長) 業務振興課でございます。  現在、本県を含みます大規模な水道事業体や電気事業者、それからメーター製造業者等の民間企業で構成されましたアクアスマートプロジェクトにおきまして、スマート水道メーターの導入を検討する際に必要となる具体的な仕様などを協議、整理をしているところでございます。また、現在、東京都、横浜市などの大規模事業体が実証実験を行ってございますが、アクアスマートプロジェクトでは、その内容につきましても情報共有を図りまして、意見交換を進めていることから、引き続き本プロジェクトを通じまして、当局として研究、検討を進めていきたいというふうに考えているところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 ICTもそうなんですけど、どんどんデジタル化していくということは1つの流れだと思いますし、特に遠隔把握できる検針による負担をなくすというのか、そういったことはすごくこれからはますます大事になると思うんですよ。それで、ぜひ福祉事業とも絡ませながら、その辺のことを進めていきたいと要望するとともに、既に行っている自治体もありますので、金があるときというか、もうかってんだから、要するに震災が来たり何かあったら、もう金なんかなくなるときも来ますから、今のうちにスマートメーターというのは、ぜひ取りかかって推進していくように要望しておきます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 先ほど本間委員のほうから出ました神東塗料問題の件なんですが、要望です。要望だけにしますけれども、代表質問でも取り上げさせていただきましたが、基本的に県水道の工事については大きな混乱は生じてないということで、今、報告もありましたが、この事件というか、報道されたというか、県のほうが情報つかんだときに、私たち常任委員会のほうに一切連絡なかったんですね。本来ならば、こういう水の問題とか、特に命に関わる問題でしたので、こういうのはきちっと連絡もあってもよかったんじゃないかと思いますので、今後こうした問題については、ぜひ連携を取らせていただければなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 今、要望ではありますけども、何か対応についてお答えできればお答えいただきたい。  鳥海計画課長。 ◯説明者(鳥海計画課長) 計画課でございます。  今回の公表についてということなんですけれども、県営水道では、給水区域内の給水栓で定期的に水質検査をしておりまして、水道水の安全性を確認しております。今回の事態が発生した直後から情報収集を行ったところ、供給している水道水について、安全であるということが確認でき、県民の生活に影響はないということで判断して情報提供は行いませんでしたが、今後につきましては、県民生活や工事受注者への影響の大きさ、それから緊急性などを踏まえて、適切かつ速やかな情報提供や指示の出し方について検討を行うように考えています。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) よろしくお願いします。  秋葉委員。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 私も阿部委員と同様の要望はさせていただきます。  私は、諸般の報告に対して1点、質疑をいたします。今日、冒頭でおいしい水検定の不祥事案の御説明がありました。他の部局でこういう委員会の冒頭に、こうした案件の報告がない場合も時々ある中で、冒頭に報告していただいたことはよかったことだと思います。しかし、内容について、ちょっとあまりにも簡略化し過ぎている気がいたしますので、質疑いたします。  115名の方に誤った宛名で送付していたということですが、本当に115名の方にもう配達済みだったのか、郵便局の途中の段階で回収ができたのか、そのあたりがちょっと不明瞭なんですが、そのあたりを教えてください。 ◯委員長(實川 隆君) 鳥海計画課長。 ◯説明者(鳥海計画課長) 計画課でございます。  今回、116名の方に郵送しましたけれども、間違った宛名のまま届いてしまったのが4件、そして115件につきましては、これ、住所と氏名が違っておりましたので、先方には届かないで郵便局で留め置きされていて、最終的には私どものほうに全部戻ってまいりました。111です。すみません。111ですね。115で、4人は届いてしまったので、そういう計算になります。すみません。訂正します。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。では、配達されてしまった4件についての対応状況はどうなってますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 鳥海計画課長。 ◯説明者(鳥海計画課長) 計画課です。  間違った氏名のまま届いてしまったのが4件ですけれども、そのうち1通につきましては中を開封されてしまいました。残りの3件につきましては、住所と氏名が違っているということで、私どものほうに未開封のまま戻ってまいりました。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ということは、その1通開封されてしまった方の個人情報が記載されていたお宅には、直接企業局は謝罪に行かれたということでよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 鳥海計画課長。 ◯説明者(鳥海計画課長) 私どものほうから、その間違って中身を見られてしまった方には直接電話をかけて、開封されてしまった事実をお伝えした上で、おわびいたしました。その際、直接おわびに伺いたいという旨をお伝えしたところ、先方から、そこまでのことはないということで御容赦いただいたものでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。よろしいですか。  ほかにございませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告
    ◯委員長(實川 隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「正副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。  以上で企業局関係の審査を終了します。  暫時休憩とします。        午前11時17分休憩        ─────────────────────────────        午前11時25分再開 ◯委員長(實川 隆君) 休憩前に引き続き会議を再開します。        ─────────────────────────────        審査の開始(総合企画部関係) ◯委員長(實川 隆君) これより総合企画部関係の審査を行います。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案の審査を行います。  総合企画部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いします。  鎌形総合企画部長。 ◯説明者(鎌形総合企画部長) それでは、初めに議案の概要について御説明いたします。  本日御審議いただく総合企画部関係の議案は4議案です。  まず、議案第1号令和4年度千葉県一般会計予算について御説明いたします。総合企画部と人事委員会事務局を合わせた歳出予算として97億7,752万5,000円を計上いたしました。前年度6月補正後予算と比較いたしますと、8億6,174万3,000円の減となっております。  主な事業といたしまして、成田空港のさらなる機能強化の効果を最大限生かし、周辺地域の活性化を図っていくため、空港会社において策定中の施設配置計画、いわゆる空港マスタープランや、カーボンニュートラルなどの空港や航空業界を取り巻く環境の変化を見据え、航空貨物の拠点化や再生可能エネルギーの活用など、持続可能な地域づくりに向けた検討を行います。  水道事業については、運営基盤強化に向けた統合・広域連携を推進するため、リーディングケースとして進めている九十九里地域、南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の早期の統合実現を目指し、知事と市町村長等で協議を行う統合協議会の4月設置に向け取り組んでいるところです。  公共交通については、バリアフリー化を目指し、エレベーターやホームドアの設備等の整備について支援するとともに、地域公共交通の利便性や効率性等の向上のため、デジタル・先端技術を活用した公共交通サービスの導入に取り組む市町村等に対して、新たに助成を行います。  地域づくりについては、地域振興事務所や市町村、地元関係者等と連携し、新たな総合計画における地域づくりの方向性を踏まえた取組を推進していきます。  次に、議案第25号令和3年度千葉県一般会計補正予算(第18号)について申し上げます。  令和3年度予算について、事業費の確定に伴う減額を行うことなどにより、合計で5億8,670万4,000円を減額し、総合企画部と人事委員会事務局を合わせた既定予算を101億3,969万3,000円としようとするものです。  次に、議案第66号千葉県行政に係る基本的かつ総合的な計画の策定についてですが、「千葉県総合計画〜新しい千葉の時代を切り開く〜」を策定するに当たり、千葉県行政に係る基本的かつ総合的な計画を議会の議決事件として定める条例第2条の規定により、議会の議決に付すものです。  次に、議案第76号権利の放棄についてですが、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」デザイン等使用料のうち、回収が不可能と認められる債権について、権利の放棄を行うため、議会の議決を得ようとするものです。  各議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長から御説明いたしますので、よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。  次に、諸般の情勢等について2点御報告申し上げます。  まず、令和4年度における総合企画部の主な組織改正について申し上げます。  議案第66号の新たな総合計画を踏まえ、各地域の特性や強みを生かした活性化方策などを検討するため地域づくり担当部長及び地域づくり課を新設いたします。また、空港地域振興課に、空港周辺地域における国家戦略特区の指定に向けて、空港周辺地域特区推進担当課長及び空港周辺地域特区推進室を新設するとともに、水政課には、水道用水供給事業体の統合に向けて、用水供給事業統合準備室を新設します。いずれも総合企画部における重要施策を着実に推進するため、体制の強化を図ろうとするものです。  次に、SDGsの推進について申し上げます。  2030年までのSDGsの達成に向け、県内企業等による自発的な取組を後押ししていくため、昨年11月にちばSDGSパートナー登録制度を創設し、本年1月から2月末まで第1回の募集を行い、2月18日には、1月申請分として325の企業、団体等を登録いたしました。今後は、県内金融機関や経済団体等が結成したちばSDGs推進ネットワークとも連携し、新たにSDGsに取り組む企業等の登録を増やすとともに、登録企業等の取組のさらなる充実や連携による新たな展開を促してまいります。さらに、チーバくんのシンボルマークを活用した広報、啓発などにより、子供たちをはじめ多くの県民の皆様がSDGsへの理解を深め、実践していただけるよう取り組んでまいります。  以上、諸般の情勢等について御報告申し上げました。よろしくお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第1号関係 ◯委員長(實川 隆君) 初めに、議案第1号令和4年度千葉県一般会計予算を議題とします。  当局に説明を求めます。  横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。政策企画課の令和4年度当初予算案について御説明をさせていただきます。  お手元に配付の議案説明資料の8枚目、2月定例県議会議案説明資料の51ページをお開きください。  それでは、説明させていただきます。第2款第2項第1目企画総務費は、予算額19億9,480万5,000円で、このうち主なものを御説明いたしますと、1の人件費は総合企画部全体の職員人件費で、19億4,271万円でございます。3の地域づくり総合支援事業の移住・定住促進事業は、2地域居住を含めた移住、定住をこれまで以上に促進するため、移住者の経験談などを紹介する動画による広報や、SNSを活用した情報発信を行うとともに、都内での移住相談体制の充実を図るもので、3,500万円でございます。  次に、52ページをお開きください。第2款第2項第2目計画調査費は、予算額8,163万7,000円で、このうち主なものを御説明いたしますと、1の企画調査事業の持続可能な地域づくりに向けた連携推進事業につきましては、SDGsやダイバーシティーを推進するため、県内企業や自治体職員を対象としたセミナー等を実施するとともに、企業等におけるSDGsの達成に向けた取組が社会の様々な分野で展開されるよう、ちばSDGsパートナー登録制度の登録促進を図るもので、113万4,000円でございます。2の総合計画の策定につきましては、議案として提案させていただきました新たな総合計画について、広報用の冊子を作成し、県民等に広く周知を行うもので、700万円でございます。6の地域づくり推進事業につきましては、新たな総合計画でお示しした地域づくりの方向性を踏まえた取組の具体化を図るため、市町村や地域住民等と連携し、地域の特性を生かした活性化方策などについて検討、推進を図るもので、1,200万円でございます。8のUIJターンによる起業・就業者等創出事業につきましては、県内の過疎地域などに移住し、中小企業への就業や特定分野での起業等をした場合、移住に要する費用の一部を助成するもので、5,250万円でございます。  53ページを御覧ください。第2款第7項第2目委託統計費は、予算額99万4,000円で、国の委託統計事業に係る職員の時間外勤務手当でございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) 榊田国際課長。 ◯説明者(榊田国際課長) 国際課です。国際課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の54ページをお開き願います。第2款第1項第15目諸費、予算額4億5,141万7,000円で、その内容は以下に記載のとおりでございます。1つとして、国際化推進事業ですが、米国・ウィスコンシン州やドイツ・デュッセルドルフ市、台湾・桃園市との国際交流のほか、国籍や言語、文化、習慣等にかかわらず、全ての県民が地域社会の一員として共に生きていく多文化共生社会づくりを推進するため、日本語教育の推進などを行うものでございます。2つとして、旅券発給事業ですが、旅券事務所等の会計年度任用職員の人件費及び運営費、旅券発給事務の市町村権限移譲に係る経費でございます。  次に、55ページを御覧ください。第2款第2項第1目企画総務費、予算額1,041万1,000円です。その内容は国際課の運営費でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) 高梨報道広報課長。 ◯説明者(高梨報道広報課長) 報道広報課でございます。報道広報課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の56ページをお開きください。第2款第1項第3目広報費、予算額8億2,592万2,000円でございます。主なものといたしまして、まず1の広報事業でございますが、企画広報につきましては、テレビ、ラジオ、新聞などの各種メディアを効果的に活用し、観光や農林水産物など、本県の多様な魅力を積極的に情報発信する事業でございます。このほか、「ちば県民だより」をはじめとした刊行物広報やテレビ、ラジオによる放送広報、ホームページ広報など、広報媒体の特徴を生かして、千葉県の各種施策や地域の魅力を分かりやすく丁寧に広報してまいります。次に、2の広聴事業でございますが、このうち県政に関する世論調査は、県内在住の方を対象に、生活意識や県政の各分野に対する関心、要望を調査し、県政推進の基礎資料とするものでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 始関統計課長。 ◯説明者(始関統計課長) 統計課でございます。統計課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の57ページを御覧ください。第2款第7項第1目統計調査総務費の予算額は2,467万4,000円です。その主な内容は、統計年鑑などを発行する統計資料整備事業及び会計年度任用職員の人件費などの運営費でございます。  次に、58ページをお開きください。第2款第7項第2目委託統計費の予算額は2億4,513万8,000円です。その内容は、国から委託を受けて実施する労働力調査をはじめとした統計調査13事業に係る統計調査員手当、市町村委託費などの経費です。  なお、令和3年度には5年に一度行われる経済センサス−活動調査が行われたことから、令和4年度は前年と比較して2億2,661万5,000円の減額となっております。  次に、59ページを御覧ください。第2款第7項第3目県単統計費の予算額は365万7,000円です。その内容は、毎月常住人口調査などの県単独の統計調査や統計調査結果報告書の作成に要する経費です。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 木村水政課長。 ◯説明者(木村水政課長) 水政課でございます。水政課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の60ページをお開きください。第2款第2項第6目水政費、予算額は50億7,201万9,000円でございます。内容は、以下の表に記載のとおりとなりますが、主なものといたしまして、3の水道事業対策の上から2つ目に記載してございます九十九里地域・南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合ですが、これは、統合・広域連携による水道事業体の運営基盤強化に向けたリーディングケースとして進めている当該統合について、統合協議会を設置して、統合に向けた協議をさらに推進するための経費を計上したものでございます。次に、水道事業対策の項目の一番下のポツに記載してございます生活基盤施設耐震化等交付金でございますが、これは、水道事業体の運営基盤の強化を図るため、水道施設の耐震化、老朽化対策に係る経費や水道事業体の広域化における施設整備に必要な経費について、国の補助制度を活用して支援するもので、財源は全額国費となっております。次に、一番下から2番目、4番の経営健全化対策の1つ目にございます市町村水道総合対策事業補助金ですが、これは、県内水道料金の格差を是正し住民負担の軽減を図るとともに、水道事業の経営の健全化を促進するため補助するものでございます。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) 錦織空港地域振興課長。 ◯説明者(錦織空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。空港地域振興課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の62ページをお開きください。第2款第2項第3目国際空港対策費ですが、予算額は2億858万1,000円でございまして、その内容は、以下の表の記載のとおりでございます。主なものといたしまして、3の航空機騒音対策事業でございますが、これは、民家防音工事に係る助成など航空機騒音等から住民の生活環境を保全するための補助事業並びに公益財団法人である成田空港周辺地域共生財団への出捐金でございます。4の成田空港活用協議会負担金でございますが、これは、成田空港を活用した県経済の活性化を図るため、官民が連携して立ち上げた成田空港活用協議会の事業費等の一部を負担するものでございます。5の成田空港を活かした持続可能な地域づくり検討事業についてでございますが、空港のさらなる機能強化を最大限生かした周辺地域活性化のため、成田空港会社が現在策定中の施設配置計画、いわゆる空港マスタープランやカーボンニュートラルなどの空港や航空業界を取り巻く環境の変化を見据え、地域づくりの検討を行うものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議いただきますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 交通計画課でございます。交通計画課の令和4年度当初予算について御説明いたします。  同じ資料の64ページをお開きください。第2款第2項第9目交通計画費ですが、予算額4億6,412万9,000円でございます。その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものについて御説明いたします。まず、1の鉄道網整備事業につきましては、中小の鉄道事業者に対し、安全輸送の向上や経営安定化等の観点から支援を行うものです。このうち鉄道輸送対策事業費補助につきましては、中小の鉄道事業者が行う安全輸送のための設備整備に対して、国、関係市町とともに助成を行うものです。次に、2の地域公共交通活性化事業ですが、バス運行対策費補助につきましては、地域住民の日常生活に必要なバス路線のうち、広域的、幹線的な路線の維持を図るため、国とともに運行経費の一部について助成を行うものです。持続可能な地域公共交通の確保支援事業につきましては、バス路線の見直しを目的とした実態調査、実証運行について助成を行うものです。また、新モビリティサービス導入推進事業につきましては、デジタル先端技術を活用した公共交通サービスの導入を促進するため、市町村等が行う調査研究や実証実験の費用の一部について新たに助成を行うものです。次に、3の交通バリアフリー対策事業につきましては、高齢者や障害者等の利便性、安全性の向上を図るため、ホームドアやエレベーターなどの鉄道駅のバリアフリー設備の整備やノンステップバス等の導入に対して助成を行うものです。  以上でございます。よろしく御審議くださるようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) 轟男女共同参画課長。 ◯説明者(轟男女共同参画課長) 男女共同参画課です。男女共同参画課の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の65ページをお開きください。第2款第2項第7目男女共同参画費、予算額は5,156万円で、その内容は以下に記載のとおりでございますが、主なものといたしまして、1、計画の策定及び推進につきましては、男女共同参画計画に基づき広報啓発や市町村の支援、事業所表彰などを実施するための経費でございます。2、男女共同参画センター事業につきましては、相談事業、広報啓発及びシンポジウムや各種講座などに係る経費でございます。
     以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 小川人事委員会事務局任用課長。 ◯説明者(小川任用課長) 人事委員会事務局任用課でございます。人事委員会事務局の令和4年度当初予算案について御説明いたします。  同じ資料の428ページをお開きください。第2款第8項第1目委員会費、予算額903万円であり、その内容は、人事委員会の委員に係る報酬等でございます。  次に、429ページを御覧ください。第2款第8項第2目事務局費、予算額3億3,355万1,000円であり、その内容は以下に記載のとおりでございます。主なものといたしましては、事務局職員の人件費や職員採用試験費、警察官採用試験費等でございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 1号議案の説明が終わったところでありますけども、ここで暫時休憩といたします。        午前11時47分休憩        ─────────────────────────────        午後0時58分再開 ◯委員長(實川 隆君) それでは、休憩前に引き続き会議を始めたいと思います。  これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 最初に、交通計画課にお尋ねしたいと思います。新モビリティサービス導入推進事業についてお伺いしたいと思います。本事業は、地域公共交通を取り巻く環境が大変厳しい中、デジタル先端技術の活用を市町村等に促し、地域公共交通の利便性や効率性等の向上を図ろうというものであり、この新たな事業に期待を寄せているところであります。  そこでお伺いしますけど、県が想定している市町村等の取組事例としてはどのようなものがあるのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 交通計画課でございます。  現在想定している取組事例といたしましては、高齢者が多く集落が分散している交通空白地域において、スマートフォンを介した利用者の乗降予約に応じ、AIシステムがより最適な運行ルートの設定や配車を行う実証実験や、バス車内でのキャッシュレス決済導入に向け、現在地域で使用されている電子マネーの試験的な導入によって、利用の状況や決済機器の導入コスト、乗降データの活用方法等の検証を行うといった取組を考えているところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 想定した取組については分かりました。それでは、1点要望します。地域公共交通を持続可能なものとしていくためには、デジタル、先端技術を活用しながら、効率性や利便性等の向上を図っていくことであると考えます。  次に、国際課、地域日本語教育推進事業について伺いたいと思います。本県の在住外国人が急増している中、日本語を学ぶとともに、住民との交流の場となる日本語教室が、外国人にとってより一層重要になっています。日本語教室の指導レベルを向上させるための取組については、6月の常任委員会でもお伺いしましたが、外国人が通いやすい身近なところに教室があることも重要です。私の地元千葉市では、市内に33の日本語教室が開設され、身近で日本語を学べる場所として大変大きな役割を果たしていると聞いておりますが、県内の19市町村には日本語教室がないのであります。そこで、日本語教室の空白地域の解消に向けた県の取組についてお聞きをしたいと思います。  まず初めに、空白地域の解消に向け、県はどのように取り組んできたのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 榊田国際課長。 ◯説明者(榊田国際課長) 国際課でございます。  県では今年度、日本語教室の立ち上げや運用を支援するために、コーディネーターが7市町を訪問しました。その中で、学習ニーズや運営上の課題などを聞き取り、地域における日本語ボランティアの人数だとか県の支援策など、教室の運営に必要な情報を提供しました。その結果、南房総市では来年度に初めてとなる教室の開設が見込まれております。また、教室の運営には日本語ボランティアの協力が不可欠であることから、日本語を教える基礎を学ぶボランティア講座を実施し、105名が受講したところでございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今年度の取組状況は分かりました。これまで日本語教室のなかった地域で新たに立ち上げを進めるためには、さらにきめ細かな支援を行う必要があると思います。  そこで、令和4年度においてどのように立ち上げ支援を行っていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 榊田国際課長。 ◯説明者(榊田国際課長) 今年度育成した方々を含めまして、日本語ボランティアが円滑に指導できるよう、日本語教育の知見を持つコーディネーターを1名増員し、各教室に応じた指導カリキュラムの作成の支援を行うとともに、実践的な指導ノウハウをボランティアに提供するなど、専門的な観点からも支援していきます。  さらに、市町村が教室を立ち上げる際に必要となる会場費等への補助を行い、多面的に支援してまいります。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 本事業は、外国人の日本語能力の向上と地域における交流の促進の双方で効果が期待できる取組だと思います。来年度も新たな教室の立ち上げに向け、しっかりと取り組んでいただくよう要望します。終わり。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに。  阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 よろしくお願いします。総合企画、交通計画課のほうにお願いします。予算委員会でも話題になったかと思うんですけれども、駅のホームドアです。常磐線で令和3年度7駅、総武線で2駅設置されて、大きく前進したなと思っています。基本的にJRさんのほうの意向と、あと、原則1日10万人以上の利用する駅で優先設置されてるということで、今後もさらに設置が望まれてるわけですけども、この予算を見ると、昨年度と比べて減額してるんですね。下のところの債務負担行為と関連するかと思うんですけれども、この3億3,000万円から8,000万円に減額した要因というのは何か教えていただけませんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 交通計画課でございます。  令和3年度予算では、当年度にホームドア工事が完了する駅が8駅あり、エレベーターへの設置補助と合わせて、実行予算として3億3,000万円を計上しましたが、令和4年度当初予算では、当年度にホームドア工事が完了する駅がなく、2駅に対するエレベーター設置補助8,000万円にとどまることから、大幅に予算額が減少しているところです。なお、令和4年度に着工し、5年度以降に完了予定のホームドアやエレベーター等への設置補助につきましては、64ページ、一番下にございますとおり、債務負担行為として2億3,500万円を設定しておりまして、鉄道駅バリアフリー設備補助事業としては昨年度とほぼ同規模の予算を確保できているものと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。今井委員もいらっしゃるので、あれですけど、我孫子駅とか天王台駅への設置要望も、私のところにも、あと今井委員のところにも届いているかと思うんですけども、非常に要望が多いです。また、船橋駅とかの快速ホームとか特急電車が通過するときの危険性とかもあって、そういう設置を検討していくなど、基本的に、先ほど冒頭話しましたが、JRのほうの要望に伴うわけですけれども、ぜひ現場の声とかを把握しながら後押ししていただければと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 政策企画課にお尋ねします。1点目は移住・定住促進事業について、3,500万円ということで、令和3年度、2年度当初予算より1,500万円増やしていただいておりますが、そのうち新規事業としてプロモーションビデオによるPRというふうにつきましては移住者へのインタビュー等としておりますが、もう少し詳しくこの取組の予定についてお聞かせ願います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  プロモーションビデオによるPR事業につきましては、移住検討者に対しまして様々なライフスタイルに対応できる本県の多様な魅力をできるだけ伝えられるようにということで、海辺や里山での暮らしを楽しむために本県に移住してきた人でございますとか、自然の中で子育てをすることを求めて移住してきた方、また、実際に2地域居住を実践している人などを紹介する動画を作成して、発信をしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。予算配分は500万円というふうにお聞きしているので、今の御説明だと、物すごいたくさんの移住者へのインタビューを行うのは難しいのかなと想定いたしますが、できるだけ、特に知名度のない方で移住、定住のすばらしい事例になっている方々のインタビューももちろん必要ですし、また、もしちょっと本を出しているとか、ちょっとテレビに出たことがあるとか、少し知名度のある方で移住、定住をされている方がいらっしゃれば、そういう方もぜひインタビューに含めていただけたらと要望させていただきます。  もう1つの新たな新規事業として、ちば二地域居住“リアルタイム体感”事業が600万円というふうに伺っておりますが、こちらについても、もう少し詳しく教えていただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  ちば二地域居住“リアルタイム体感”事業につきましては、実際に2地域居住をしたいというふうに考えておられる移住検討者が、都内からの移動時間でございますとか、現地での暮らしぶりというのを具体的にイメージできるように、県内の2か所程度において、インフルエンサーに実際に2地域居住を体験していただきまして、その移動の様子でございますとか、県内現地での暮らし、生活ぶり等々、お伝えしていただくとともに、その時々の感想なども含めて、SNSにおいてリアルタイムで発信をしていこうというものでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。2か所程度でということですが、恐らくは東京に隣接する地域と都内との2地域居住みたいな組合せには多分ならないと思いますが、できるだけ東京に隣接していない自治体からの組合せで御検討いただきたいと思います。  それから、同じく政策企画課で、今日の常任委員会資料の52ページの8のところにUIJターンによる起業・就業者等創出事業、こちらは3年度と同額の5,250万円ということですが、こちらのほうの事業と移住・定住促進事業とはうまく中身が重複しないようにされているという感じでよろしいでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  UIJターンによる起業・就業者等創出事業につきましては、東京23区の在住者とか23区への通勤者が県内の過疎地域等条件不利地に移住してきて中小企業等へ就職した場合等に、移住の経費の一部を補助しようとするものでございまして、全体的な広報と特定の地域ということですみ分けはできてございます。
    ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 本県の過疎地域に指定しているところに限定されるということでよろしいのかどうかと、あと、一部というのは何割、何万円とか、そういう上限があったら教えてください。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 過疎地域と半島振興地域が対象でございます。費用につきましては、1世帯当たり最大100万円の補助となっております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ありがとうございました。  続きまして、同じ常任委員会資料の54ページで国際課にお尋ねいたします。1の国際課推進事業の上から2行目の多文化共生推進事業が昨年度6月現計予算と比べて約1,174万円の増額になっておりますが、この中身について、増額の理由を教えていただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 榊田国際課長。 ◯説明者(榊田国際課長) 国際課です。  この予算の増額になった理由ですが、特に地域日本語教育推進事業につきましては、来年度、新たに地域日本語教育コーディネーター設置に伴います人件費などが新たに加わったということで、全体として増という形になっております。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ありがとうございました。  続きまして、同じ常任委員会資料56ページの報道広報課にお尋ねします。広報事業のうち刊行物広報として2億7,545万7,000円計上されておりますが、前年度比で約4,500万円の減となっておりますが、どのような考え方で減額したのでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 高梨報道広報課長。 ◯説明者(高梨報道広報課長) 報道広報課でございます。  1つとして大きなものは「県民だより」でございます。新聞折り込みをしてございますが、新聞購読者数の減少に伴い大幅に減額をしております。もう1つが東京2020大会に伴う減額ということで、2020大会終了に伴いまして、そこに係るPRの部分が大幅に減額しております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ありがとうございました。  最後に、59ページの統計についてお尋ねいたします。県単統計費についてお尋ねいたします。下から2行目の千葉県産業連関表作成が前年度当初予算比111万3,000円の減となっておりますが、こちらの理由をお知らせいただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 始関統計課長。 ◯説明者(始関統計課長) 産業連関表につきましては、5年ごとに作成しておりまして、今年度作成するための調査を行っております。来年はその調査がございませんので、その額が減額となっている状況でございます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 いいです。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。     (「ありません」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第1号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第1号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第25号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第25号令和3年度千葉県一般会計補正予算(第18号)を議題とします。  当局に説明を求めます。  横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 議案第25号令和3年度千葉県一般会計補正予算(第18号)のうち総合企画部及び人事委員会事務局関係につきまして、一括して御説明をさせていただきます。  お手元の議案説明資料の3ページを御覧ください。総合企画部と人事委員会事務局を合わせました2月補正予算における補正額の合計は、一番下の合計欄にございますとおり5億8,670万4,000円の減額で、既定予算と合わせた予算総額は101億3,969万3,000円となります。  次に、4ページをお開きください。科目別資料に沿いまして主な内容を御説明させていただきます。  初めに、第2款総務費第1項総務管理費の補正額は1億8,124万2,000円の減額でございます。その内容といたしましては、第3目広報費につきまして、「県民だより」の発行などの事業費の確定に伴い、9,715万8,000円の減額を行うものでございます。また、第15目諸費につきまして、旅券発給事業などの事業費の確定に伴い、8,408万4,000円の減額を行うものでございます。  次に、第2項企画費の補正額は4億4,722万6,000円の減額でございます。主な内容といたしましては、第6目水政費につきまして、生活基盤施設耐震化等交付金などの事業費の執行見込額の減に伴い、4億1,340万2,000円の減額を行うものでございます。  次に、第7項統計調査費の補正額は6,416万8,000円の増額でございます。主な内容といたしましては、第2目委託統計費につきまして、令和2年度に実施いたしました国の委託統計調査事業の精算により確定した執行残額の返還などに伴い、6,677万7,000円の増額を行うものでございます。  次に、5ページをお開きください。繰越明許費でございますが、生活基盤施設耐震化等交付金事業及び水道施設緊急電源確保対策事業補助金において、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う資材の入手難等により年度内に終了しないことが見込まれる補助対象事業について、必要な工期を確保するため、繰越明許費を設定するものでございます。また、地域公共交通感染防止対策事業において、事業者へ早急な支援を行うため、2月補正予算で計上いたしましたが、年度内に交付手続等が終了しないことが見込まれることから、繰越明許費を設定するものでございます。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑ありませんか。  今井委員。 ◯今井 勝委員 交通計画課にお伺いしたいと思います。議案説明資料の3ページの交通計画課の補正額の説明欄を見ると、地域公共交通感染防止対策補助事業(設備導入補助)が8,545万6,000円減額補正されています。本事業は、今年度6月補正予算において1億円を計上し、感染症対策設備の導入を支援していくものと聞いておりました。今回、減額補正となるということは、当初の想定よりうまくいかなかった部分もあるのではないかと感じているところであります。  そこで伺いたいと思いますけども、利用が伸びなかった原因をどのように考えているのかお聞かせください。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 交通計画課でございます。  地域公共交通感染防止対策補助事業につきましては、バス事業者4社、タクシー事業者12社から申請がありましたが、合計1,454万4,000円の交付決定にとどまったところでございます。利用が伸びなかった理由といたしましては、長期間にわたる感染症の影響によりまして利用者が減少し、事業者の経営が大変厳しい状況の中では、事業者負担を伴う新たな設備投資が敬遠されたこと、また、本事業の実施前に既に設備投資を行った事業者が多かったことなどが要因と考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 今井委員。 ◯今井 勝委員 減額補正に至った経緯はよく分かりました。公共交通事業者にとっては、県からの支援は非常にありがたいことですけども、長引く感染症の影響で利用者が落ち込み、経営状況に余裕のないよう現状では、事業者負担のある形は、やや負担感が大きかったのかもしれません。  次に、新たに2億円の予算が計上された地域公共交通感染防止対策事業について伺いたいと思います。地域公共交通感染防止対策事業とは、具体的にどのような事業内容なのかお知らせください。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 本事業は、事業者や団体から、昨年度のような事業者負担のない形での支援について要望が寄せられたことから、地域鉄道や乗合バス・タクシーを対象に、事業者が行う車両消毒などの感染予防対策への取組に対して支援金を交付しようとするものでございます。具体的には、地域鉄道については1駅当たり5万円、乗合バスについては1台当たり6万円、タクシーについては、保有台数の規模に応じて8,000円から48万円を定額給付しようとするものでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 今井委員。 ◯今井 勝委員 事業の内容はよく分かりました。地域公共交通事業者が置かれている厳しい現状を御理解いただき、このような支援予算を計上していただいたことにつきましては感謝を申し上げたいと思います。ただ、感染症の収束は依然として不透明であります。事業者は、今後も厳しい経営環境が続くことが見込まれます。県には、引き続き事業者の経営状況を注視していただき、必要な支援を御検討いただきますよう要望して、終わります。よろしくお願いします。 ◯委員長(實川 隆君) そのほか質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)
    ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第25号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第25号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第66号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第66号千葉県行政に係る基本的かつ総合的な計画の策定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) それでは、議案第66号千葉県行政に係る基本的かつ総合的な計画の策定について御説明をさせていただきます。  お手元の議案説明資料の6ページを御覧ください。本議案の提案理由につきましては、「千葉県総合計画〜新しい千葉の時代を切り開く〜」の策定に当たり、千葉県行政に係る基本的かつ総合的な計画を議会の議決事件として定める条例第2条の規定により、議会の議決に付すものでございます。  初めに計画の策定の趣旨でございますけれども、感染症や防災対策など喫緊の課題に対応し、県民の命と暮らしを守るとともに、海と緑に囲まれた自然環境や優れた都市機能を生かし、豊かな県民生活を実現できる千葉の未来を切り開いていくため、新たな総合計画を策定するものでございます。  計画の性格につきましては、県政全般に関する最上位の基本的かつ総合的な計画でございます。  計画の構成と期間につきましては、基本構想編は令和4年度から13年度までの10年間、実施計画編は令和4年度から6年度までの3年間でございます。  計画の内容につきましては、概要はこの後、御説明させていただきますけれども、本文につきましては、既にお配りさせていただいております議案第66号別冊が計画の全文でございます。  次に、計画の決定期日につきましては、議会の議決をいただいた後の決裁日としたいと考えております。  7ページを御覧ください。計画案の概要でございます。計画案は5章立ての構成であり、第1章は計画策定の基本的な考え方といたしまして、計画策定の趣旨、計画の性格及び計画の構成と期間を記載してございます。第2章及び第3章は基本構想編となります。第2章本県を取り巻く環境の変化と課題では、感染症・災害等リスクの増大への対応や、くらしの安全・安心の確保など、計画策定に当たっての課題を11項目に整理しております。第3章千葉県が目指す姿につきましては、第1節基本理念といたしまして、「〜千葉の未来を切り開く〜「まち」「海・緑」「ひと」がきらめく千葉の実現」を掲げました。第2節基本目標・目指す姿では、基本理念の実現に向け、I危機管理体制の構築と安全の確保や、II千葉経済圏の確立と社会資本の整備など、6つの分野において基本目標を設定し、目指す姿を具体的に整理いたしました。第3節県づくりの方向性では、地域の特性や地理的条件等により6つのゾーンを設定し、まちづくりや産業振興、移住・定住の促進など、地域の活性化に向けた取組の方向性をお示ししました。  8ページを御覧ください。第4章及び第5章は実施計画編となります。第4章施策横断的な視点では、6つの基本目標の実現に向け、施策を着実かつ効果的に進めていくために必要となる全庁の様々な分野の取組に広く関係する視点を掲げました。まず、施策推進の基礎となる新たな体制づくりとして、第1節県政運営を貫く3本の矢を掲げました。さらに、未来の千葉県を築いていく上で欠かせない視点として、SDGsの推進やカーボンニュートラルに向けた取組の推進、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のレガシーの活用についても同様に位置づけいたしました。第5章重点的な施策・取組については、第1節施策の内容では、3年間に重点的に取り組む15の政策分野、40の施策項目、183の主な取組を体系的に整理しております。分量が多いために説明は省略させていただきますけれども、9ページのほうに体系の概要をまとめてございます。第2節実施計画の政策評価では、計画の効果的かつ着実な推進を図るため、PDCAマネジメントサイクルに基づいて政策評価を行うことなどについて記載しています。  あわせて、計画の推進に当たって、県民の皆様と共有し、力を合わせて達成を目指す指標として76の社会目標を掲げております。  議案第66号に関する説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  本間委員。 ◯本間 進委員 ただいま担当課長から、新たな総合計画案、「千葉県総合計画〜新しい千葉の時代を切り開く〜」について丁寧な説明がありました。総合計画については、我が党の代表質問でも取り上げ、知事からは、3年間の実施計画を経て重点を置いていく点として、感染症や災害の対応をし、県民の安全・安心な暮らしを守り、それを土台として本県の活力を高めていくため、これまで築いてきた社会インフラなどを生かし、産業振興や雇用の創出を図っていくこと、さらに、医療、福祉、子育て支援、教育の充実を図るとともに、自然文化を生かした魅力ある千葉の創造などにも積極的に取り組んでいくと答弁がありました。今後、本県においても少子高齢化が一段と進行していくということが見込まれており、医療福祉と子育て支援は大変重要な施策となります。一方、これらの施策の充実を図っていくためには、本県が将来もバランスのとれた産業県として発展し続けていかなくてはなりません。  そこで、私からは実施計画に掲げた取組のうち、まず経済の活性化と、そのために重要な社会資本の整備について、どのように取り組んでいくのかお伺いをしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  経済の活性化等についての御質問でございますけれども、圏央道の整備進展や成田空港の機能強化などによって高まってまいります本県の優位性を生かすとともに、デジタル化や脱炭素などの社会環境の変化を取り込み、経済の活性化を図っていくことが重要だと考えております。このため、事業の高度化などによる京葉臨海コンビナートの競争力強化や再生可能エネルギー産業の振興、立地優位性を生かした企業誘致、農林水産業や観光業との連携による産業の振興や雇用の場の創出などに取り組み、千葉県ならではの自立性の高い経済圏を確立してまいります。また、社会資本の整備につきましては、県内外との交流や連携を強化し、人、モノ、材の流れを一層大きくすることで、県内の各地域の活力が連動し、県全体の発展につながっていくことが重要でございますので、道路ネットワークの整備促進や公共交通ネットワークの充実などに取り組んでまいります。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 分かりました。  次に、高齢化の進行に対応した医療、福祉について、どのように取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 医療、福祉についての御質問でございますけれども、超高齢社会の中でも、誰もが安心して地域で必要な医療サービスが受けられるようにするためには、医療従事者の確保や医療連携体制の構築を図ることが重要と考えております。このため、医師、看護職員の確保、定着促進を進めるとともに、地域の中核的医療機能や救急、がん等の高度・特殊医療機能を担う医療機関の強化、連携促進を図ってまいります。さらに、県民の健康づくりを進めるため、生活習慣病の発症予防や、総合的ながん対策などを推進してまいります。  また、福祉につきましては、高齢者が生きがいを持ちながら生活し、要介護状態になっても住み慣れた地域で暮らしていけるよう、介護・生活支援サービスの充実などを図ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 3点目として、子育て支援については、どのように取り組んでいくのか、お伺いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 子育て支援についての御質問でございますけれども、妊娠、出産から子供の自立までを総合的に支援し、子育て世代の経済的な安定を確保することが重要だと考えております。このため、誰もが安心して子供を産み育てられる環境づくりに向けて、子育て世代包括支援センターの機能向上に取り組むとともに、妊娠中の女性が安心して出産できる相談体制の整備や、仕事と子育ての両立が実現できる職場環境づくりの促進などに取り組んでまいります。さらに、次世代を担う子供たちが社会的、経済的に自立して成長できるよう、就労支援や雇用に結びつく職業訓練等を実施してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 重要と考える3つの部分についてはお伺いしました。新たな総合計画では、基本構想に示した10年後の目指す姿の実現に向け、デジタル化や脱炭素化、少子化といった社会環境の変化を踏まえ、しっかりと取り組んでいくことは分かりました。一方、目指す姿を実現するためには、数値目標を掲げて、着実に各分野における施策を進めていくことが必要であると考えます。  そこでお伺いします。総合計画の数値目標はどのような考えで設定したのか。また、目標の達成に向けて、どのように取り組んでいくのかお伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 数値目標等についての御質問でございますけれども、先ほど概要のところで御説明をさせていただきましたけれども、総合計画では、実施計画編において、10年後の本県の目指す姿の実現に向けまして、15の政策分野ごとに3年間で重点的に取り組む主な施策と具体的な数値目標を掲げさせていただいたところでございます。この目標の設定に当たりましては、県民と目標を共有しやすいように、社会環境の変化等を踏まえ、身近で分かりやすいものとするとともに、可能な限り具体的な数値を設定したところでございまして、前回よりも14指標多い76指標とし、また、このうち47指標を新たな指標としたところでございます。  さらに、目標達成のためには、限られた資源を効果的、効率的に活用する必要があることから、毎年度、計画に位置づけた施策等の取組状況について、PDCAマネジメントサイクルに基づく政策評価をしっかりと行いまして、必要な改善を翌年度の施策展開に反映していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 要望いたします。将来の目指す姿を実現していくためには、県民の理解と協力の下、県が中心となって施策に取り組んでいくことが重要であることから、具体的な数値目標を示したことについては評価したいと思います。私から1点要望しますけど、総合計画の推進に当たっては、10年後の目指す姿の実現に向けて、各施策の毎年度の進捗状況をきちんと把握、分析し、必要な改善をしながら、全庁挙げて取り組んでいただくことを要望して、私の質問は終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにありませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 今、尊敬する大先輩から質疑があったところでございますけれども、ちょっと私のほうからも幾つか指摘をさせていただきたいと思います。この総合計画でございますが、全ての項目が指標に挙げられていないので、指標はどのように設定しているのか。それから、指標が設定されていない事業の進捗状況や成果、評価はどのように行っていくのか。指標となっている事業とそうでない事業で優先順位の差はあるのか。また、これらについて予算要求で差はあるのかということを、ちょっと御指摘をして、今回は質問でなく御指摘をさせていただきたいと思います。  というのは、例えば多様なニーズに対応した子育て支援とかってありますけど、個別なもので挙げればありますが、病児保育だとか延長保育だとか一時預かりだとか、何だとかかんだとかって言ってるんですけども、それに対しては、県単独予算というものがついてなかったりするんですね。総合計画というものに基づいて予算措置するものであって、指標を達成するために計画的に予算措置していくわけじゃないですか。それをしっかりと数値化していかなければ、進捗状況と言っても、何が進捗状況か、何が達成なのかというのがはっきり見えてこないので、ぜひこの総合計画が絵に描いた餅にならないように、指標を今までよりも増やしたと言いますけれども、もっとしっかりと設定していただいて、目標を明らかにして、計画的に予算化し、そして進捗状況を細かく公表していただいて、ぜひ成果を上げていただく総合計画にしていただきたいということを要望して、終わります。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。ただいま坂下委員から指摘と要望があったわけですけども、横山課長、何かあれば。よろしいですか。  横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 先ほどちょっと御説明させていただきましたように、計画のほうに位置づけた目標は社会目標ということでございまして、これまた実際に政策評価をやるときには、毎年度別個に行政活動目標というのを定めまして、それら全てを合わせて政策評価をして、必要な改善を次につなげていくという作業をしてまいりますので、委員御指摘のように、できるだけたくさんの指標の中でそういった改善点を見つけて、効率的、効果的な政策の推進に取り組んでまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) しっかりと指標目標を達成するように頑張っていただきたいと思います。  そのほかありますか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 66号議案についてお尋ねします。  1点目は、計画の期間についてお尋ねいたします。古くは岐阜県多治見市が総合計画、基本構想のスパンは首長選挙の任期の倍数、8年でやっていくということを打ち出してきたりしてきておりますが、本県は、今回10年という形で出されておりますけども、たまたま次の次の次の県知事選、この総合計画が終わってから2年後に県知事選があるということは、その前の県知事選から2年後にこれが終了するということだと思うんですけども、首長選挙の2年後に総合計画の更新があるというのは、私自身としては、県民参加の取組を全市町村等で行うとか、若者の声を吸い上げていくとか、そういうのをやっていくと確かに2年ぐらい必要な感がありますので、今回10年と設定したのは、そういう首長選挙の任期から2年ぐらいあったほうが、またこの次の10年計画を策定するのに十分な時間を、期間を取れるという考えから、今回、知事選挙の倍数である4の倍数じゃなくて10年という期間を取られたのか、そのあたりの考え方についてお尋ねいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  10年というのは基本構想編の10年間でございますけれども、社会情勢の変化が非常に激しいということで、あまり20年とか長くなると、そういったものをきちっと取り込めないということもございます。それが1点と、2030年というのはSDGsの目標の年度であったりとか、カーボンニュートラルの1つ目の山の目標であったりもしますので、そういった点に近いということも含めて10年という期間を設定をさせていただいたものです。
     以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ちょっと20年と比較した考え方をお聞きしたわけじゃなかったわけですけども、私が今例に出した岐阜県多治見市の例だと8年間というスパンだから、なぜ8年にしないで10年にしたのでしょうかという趣旨の質疑だったんですけども、今の御答弁だと、ちょっとたまたま今回の10年後の2年前にSDGsの期間が終了するとか、そういった個別な状況は説明がありましたけども、やはり県にとって一番大事なのは、県民との信託の関係という意味でいえば、県知事選挙において、知事選挙の候補者がマニフェストで県民に対して次の県政の方向性やビジョンを示して、それに対して県民の方が投票して知事が誕生すると。これが民主主義のサイクルの基本であるということから考えますと、知事選挙のサイクルとどう連動させるのかということが最も大切な視点だと思うんですけれども、今回の議案策定に当たっては、そういう知事選挙とのサイクルの関係をどうするかという観点はなかったんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 総合計画をどのような形とか期間でつくるかというのは、知事になった時点で考えることだと思いまして、今の時点でこの先のことを考えて10年というふうに設定したものではございません。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 じゃあ、この議論は終わりにしますけども、今回たまたまだと思いますが、私が以前から提案していた知事選挙から2年後に総合計画の改定があるというスパンのほうが好ましくて、なおかつ、その期間が4の倍数であることが好ましいというふうに私は従来から訴えてまいりましたので、それを調整するためには、10年後に対して、今回は10年、4の倍数以外の年数にしておいて、次回の総合計画から4の倍数、具体的には8年だと思いますけども、この次から8年計画にすれば、知事選挙という民主主義の最も基本的な機会に対して連動するサイクルになっていくと思いますので、この次の総合計画からは8年となることを要望して、次の質疑に入らせていただきます。  続きまして、具体的な中身について入らせていただきますが、本県において歩道の整備や自転車とのすみ分け、歩行者、自転車、自動車とのすみ分けという問題は、地域によってその優先順位の高さというのは違うとは思いますけれども、私の選挙区である八千代市や船橋市を通っている国道296号、県管理の国道ですけれども、確かに通学路に指定されているところの歩道整備については推進していくということが交通安全のチャプターなどに記載されておりますが、しかし、通学路に指定されていない県道とか県管理の国道であっても、あまりにもやっぱり歩道がなさ過ぎるために、高齢者や一般の歩行者や自転車が非常に危険な思いをしながら毎日過ごしているところもたくさんあります。そういうわけで、この歩道の整備や自転車とのすみ分け等について、交通安全以外のチャプターには、この190ページほどある別冊に記載があるのかどうか、お尋ねしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  県道等の整備の記載箇所でございますけれども、まず108ページのほうに「半島性を克服する交通ネットワークの強化」というのがございまして、そこで地域のまちづくりを支えるための県道の拡幅等の推進について記載しております。それから、自転車道等につきましては、これは115ページになりますけれども、「人と環境にやさしい住まい・まちづくりの推進」の中で、自転車道等の環境整備について記載をさせていただいています。また、これは再掲上になりますけれども、地球温暖化対策の関係でも省エネ等につながりますので、これは172ページのところに同様に自転車の関係等は記載をさせていただいております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。172ページの温暖化対策の部分ですとか、2番目に御答弁いただいた自転車のお話、それから最初にお話のあった108ページに現道拡幅の整備推進といった項目の記載が確かにあることは確認をいたしました。しかしながら、どうしても交通行政、道路交通に関するところは、新しい道路の整備に力点があまりにも置かれ過ぎていて、既存の県道、既存の県管理の国道などの歩道整備や右折レーンが極めて遅れている地域もあるということがもう少し強く伝わるような総合計画にしていただきたかったと思いますけれども、最初に答弁のあった108ページには、具体的に歩道の整備とか右折レーンの創設とかいう、そういう表現はないということでよろしいんですか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 委員おっしゃいましたように、具体的に歩道の拡充とか右折レーンというような文言は入っておりませんけれども、そういったものを含めまして道路ネットワークの整備促進というのを記載をさせていただいてるところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ただ、現道拡幅といった表現の場合は、例えば車の車線の2車線から4車線化とか、そういう意味合いも含んでしまう用語ですので、私が再三指摘しております歩道の整備や右折レーンの創設といったものは、やっぱり一例として記載をしていただかないと、4車線化のことを言っているのかなというようなイメージになりかねないところがありますので、県土整備部の取組にもないと、どうしても歩道の整備というのは私は進んでいかないと思いますから、総合計画づくりにおいては、やはりそうした県の長年の課題も、10年間の総合計画で何とか少しでも解消していくんだという思いを示すためにも、そういった具体例の記載というものはなるべく落とさないようにということを要望して、質疑といたします。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  そのほか質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第66号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第66号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第76号関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、議案第76号権利の放棄についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  高梨報道広報課長。 ◯説明者(高梨報道広報課長) 報道広報課でございます。議案第76号権利の放棄につきまして御説明いたします。  総合企画企業常任委員会議案説明資料の11ページをお開きください。本議案は、納入通知書発行後に債務者法人が破産手続に入ったことから収入未済となりました千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」デザイン等使用料につきまして、債務者法人に係る破産手続の廃止が確定し、債権の回収が不可能と認められるものについて、権利の放棄を行うため、議会の議決を得ようとするものでございます。権利の相手方及び金額につきましては、記載のとおりでございます。  以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。  坂下委員。 ◯坂下しげき委員 この遅延損害金は幾らで、年利は幾つですか。 ◯委員長(實川 隆君) 二川千葉の魅力発信担当課長。 ◯説明者(二川千葉の魅力発信担当課長) 報道広報課でございます。  延滞金につきましては、県税の延滞金の算出事例を準用いたしまして、納期限の翌日から1か月を経過する日までは年7.3%となっております。その後、納付の日までは年14.6%になっております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 あと、損害金自体は今日までなのか、この議決を受けられそうな日をもってなのか分かりませんけれども、幾らになりますか。 ◯委員長(實川 隆君) 二川千葉の魅力発信担当課長。 ◯説明者(二川千葉の魅力発信担当課長) 申し訳ございません。計算してございません。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員。 ◯坂下しげき委員 じゃあ、後で教えてください。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。     (坂下しげき委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) ほかに質疑ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第76号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) 挙手全員。よって、議案第76号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────
           北朝鮮の核・ミサイル廃棄にむけて、あらゆる外交努力を尽くすよう求める意見        書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、意見書案が7件提出されておりますので、御協議願います。  意見書案はお手元に配付してあります。  初めに、立憲民主・千葉民主の会から提出されております北朝鮮の核・ミサイル廃棄にむけて、あらゆる外交努力を尽くすよう求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会として提出しないことにします。        ─────────────────────────────        北方領土返還の促進に関する意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、立憲民主・千葉民主の会から提出されております北方領土返還の促進に関する意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会として提出しないこととします。        ─────────────────────────────        憲法9条を守り、国際紛争の外交による平和的解決を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、共産党及び市民ネットワークから提出されております憲法9条を守り、国際紛争の外交による平和的解決を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        敵基地攻撃能力保有の検討撤回を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、共産党及び市民ネットワークから提出されております敵基地攻撃能力保有の検討撤回を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないことにします。        ─────────────────────────────        敵基地攻撃力保有を含む大軍拡路線の撤廃を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党及びリベラル民主から提出されております敵基地攻撃力保有を含む大軍拡路線の撤廃を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        日米地位協定の抜本的改正を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、市民ネットワーク、共産党、平和の党及びリベラル民主から提出されております日米地位協定の抜本的改正を求める意見書(案)について、御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を当委員会として提出することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、当委員会としては提出しないこととします。        ─────────────────────────────        基幹統計書き換え事案について抗議し、政府に徹底した調査・説明及び再発防止        策の確立を求める意見書(案)関係 ◯委員長(實川 隆君) 次に、立憲民主・千葉民主の会から基幹統計書き換え事案について抗議し、政府に徹底した調査・説明及び再発防止策の確立を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議願います。  なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなりますので、よろしくお願いします。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 この発議案の発言の時間では、執行機関への質疑はしちゃいけないんでしたっけ、この時間に。あくまでも自分の意見とか委員間討議のみでしたでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) そうですね。この件に関しての意見書案。 ◯秋葉就一委員 執行機関には質疑できないという理解でよろしいですか。 ◯委員長(實川 隆君) そうですね。 ◯秋葉就一委員 じゃあ結構です。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。ありがとうございます。  御意見はないですね。     (「はい」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(實川 隆君) それでは、意見の一致が見られませんので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することにします。     (「委員長」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 二川千葉の魅力発信担当課長。 ◯説明者(二川千葉の魅力発信担当課長) 申し訳ございません。報道広報課でございます。1点訂正をお願いしたいと思います。先ほど権利の放棄の議案第76号の関係でございまして、延滞金についてなんですけれども、納期限の翌日から1か月を経過する日までは年7.3%と申し上げましたが、正しくは年2.4%でございます。その後、納付の日まで年14.6%と申し上げましたが、正しくは年8.7%でございます。訂正しておわび申し上げます。失礼いたしました。 ◯委員長(實川 隆君) 坂下委員、よろしいですか。 ◯坂下しげき委員 はい。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係
    ◯委員長(實川 隆君) それでは、諸般の報告・その他について御質問がありましたら御発言願います。  小野崎副委員長。 ◯小野崎正喜副委員長 それでは、九十九里地域、南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合について伺います。今後の人口減少の状況下でも安定的に水を供給すること、また、災害時においても確実に水を届けること、これらが私の地元である九十九里地域をはじめとする各地域から強く期待されております。このためには、地域の水の安定供給に大きな役割を担っている水道用水供給事業体の運営基盤の強化が必要であり、現在協議が進められている九十九里地域、南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合は、県内水道の将来を見据えた重要な取組であると考えております。我が党の代表質問への知事の御答弁では、いよいよ知事と市町村長による協議に入るとのことでもあり、冒頭の部長からの挨拶の中にも含まれておりましたが、私も統合実現に向けた新たな段階を迎えることに本当に期待をしております。  そこで、九十九里地域、南房総地域の水道用水供給事業体と県営水道の統合の実現は、地域における将来の水の安定供給にどのように寄与するのか、お伺いしたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 木村水政課長。 ◯説明者(木村水政課長) 水政課でございます。  九十九里地域、南房総地域における水道用水供給事業体の統合が実現することで、管理部門の集約等による経費の節減や、国の交付金を活用することによる財政的な効果が見込まれます。また、統合による財政的な効果を生かしながら、基幹管路の耐震化や老朽化施設の更新等を計画的に進めることが可能となります。さらに、この統合により、災害等の緊急時における迅速な対処や技術の確保、継承など、様々な課題への対応が強化されると考えられます。これらによりまして、水道用水供給事業の運営基盤の強化が図られ、両地域の将来にわたる水道用水の安定的な供給に寄与するものと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 小野崎副委員長。 ◯小野崎正喜副委員長 統合協議が新たな段階に進むに当たって、この統合が九十九里地域、南房総地域の将来の水の安定供給に大きく寄与するものと伺い、期待を新たにしております。今後とも統合協議会においては、市町村長と協議を着実に重ねていただいて、水道用水供給事業について、早期の統合を実現していただくとともに、両地域の市町村が行っている水道事業についても、統合・広域化等により運営基盤の強化が図れるよう、県としてもしっかりと支援を行っていただくよう要望させていただきます。よろしくお願いします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに。  宍倉委員。 ◯宍倉 登委員 千葉県総合計画、先ほどは議案として可決したんですけれども、要望、私の考えですけど、提案しておきたいなというふうに思います。今議会でも幕張新都心のまちづくりについていろいろ質問させていただいたんですけれども、皆さんとやり取りしてると、この幕張新都心は、千葉市が主導してまちづくりをやってもらいたいというふうな、やっぱりニュアンスなんですよね。地元自治体のまちづくりというようなことを答弁ですとか、やり取りすると返ってくるんですけれども、以前に成田空港、そして幕張新都心、かずさアカデミアパーク、こういう形で、新三角構想という形で千葉県の基本的な、先ほど経済成長のあれも出ましたけれども、骨格づくりということで、県全体の計画ということでできてきたんですけれども、これはやっぱりこれから成田空港も、さらに第3滑走路とか、今までと違った計画や規模になっていきますよね。幕張新都心も、これから、今第二湾岸道路が計画されてます。私の地元の京葉道路なんか、いつも混んでて、もうとにかく出かけようという気にならないですよね、地元の人たちは混んでてね。いつも混んでる。かずさも、まだ広大な土地が残って、今、コロナ禍で、これからそういういろんな研究とかそういうものが非常に必要とされてる。千葉県で、やはり最も足りないもの、国全体としてもそうらしいですけど、医療関係の産業が全然、今回のコロナで露呈したというふうに言われておりますけれども、かずさのそういういろいろな研究の成果とか、そういうものが、さらにこれから感染症対策とかいろいろな問題をやってみると見直されてくるんじゃないかな。そういうふうに成田も幕張もかずさも、新しい段階に行きつつある。そういうふうに、やはり前の新三角構想、東葛地区も入れてもいいんですけれども、そういう構想をさらにこういう長期計画の中で見直していってもらいたいなと。地元自治体にまちづくり任せてますからっていうことじゃなくて、県として、やっぱり県全体のこの活性化するには県しかできないんですよ。千葉市は全体のことなんかできないですよ。だから、そういう意味で、改めてこの長期計画の中に新三角構想とか、そういう計画をぜひ入れてもらいたいなと。さらに、ブラッシュアップして県全体の経済活性化とか、そういうものにつなげていってもらいたいなという気持ちがありますので、この総合計画の実施に当たって、そういうことをぜひ取り上げてもらいたいということを要望しておきますので、ひとつ検討していただけますか。お願いします。 ◯委員長(實川 隆君) 要望でよろしいですか。     (宍倉 登委員、「はい」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) 今井委員。 ◯今井 勝委員 私から、先ほど鎌形部長からも挨拶の中にありましたSDGsの推進について、ちょっとお伺いさせていただきたいと思います。本県では、県内の企業の99.8%は中小企業が占めております。SDGsに取り組む企業等の裾野を広げていくためには、本県経済を支え、地域社会の担い手でもあるこれら中小企業に、SDGsの理念や考え方を理解していただき、自発的な取組を進めていただくことが重要であると考えています。  そこで伺いたいんですけども、中小企業のSDGsへの理解を深めるため、県はどのように取り組んでいるのか、お聞かせください。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  SDGsに関する御質問でございますけれども、県では、昨年の11月にちばSDGsパートナー登録制度というものを創設いたしまして、企業等による自発的な取組の後押しをしているところでございます。来年度当初予算のほうにも盛り込ませていただいておりますけれども、令和4年度は企業向けのセミナーを開催いたしまして、中小企業の皆様にSDGsへの理解を一層深めていただきたいというふうに考えております。さらにですけれども、商工会議所連合会でございますとか商工会連合会、中小企業団体中央会等の中小企業関係団体を含めた県内の経済団体や金融機関等の皆様がちばSDGs推進ネットワークというものを結成しておりまして、そのネットワークとも十分連携いたしまして、中小企業の皆様へのSDGsの普及啓発とか取組の支援を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 今井委員。 ◯今井 勝委員 この間、このSDGsの成功は、やっぱり中小企業がこの事業に対してしっかり理解できてないと、なかなか成功には結びつかないのかなというふうに感じております。ぜひ今、課長がお話しされましたように、中小企業の根幹であります商工会だとか商工会議所等々を活用していただいて、全企業に周知していただけるようにしていただければと思います。これは意見です。よろしくお願いいたします。 ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  ほかに。  佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 冒頭、鎌形部長から令和4年度の組織改正に関して、地域づくりを担当する地域づくり担当部長や地域づくり課が新設される旨の報告がありました。これらの組織は、新たな総合計画に記載された地域づくりの方向性を踏まえ、具体的な取組を進めていくために設置されたと聞いております。私の地元も新型コロナウイルス感染症などの影響を受けており、新年度からどのように取り組んでいくのか気になるところです。  そこで伺います。新たな体制の下、総合計画にある地域の特性を生かした地域づくりをどのように推進していくのか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  地域づくりの推進に関する御質問でございますけれども、地域の活性化を図るため、地域づくり担当部長の下、地域づくり課と地域振興事務所が連携いたしまして、市町村や地域住民等とともに、地域の特性や強みを生かした活性化の方策などについて検討してまいります。具体的な取組内容といたしましては、地域づくりに関する多様なアイデアを誘発、促進するためのセミナー等を開催し、取組の方向性について議論を共有した上で、具体化に向けた実証実験や調査などを実施いたしまして、その結果を基に地域での継続的な事業展開につなげていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 地域に根差した取組とのことですので、地元に寄り添い、そしてリーダーシップを発揮して、魅力あふれる地域づくり進めていただくよう要望いたします。  質問を続けます。新体制では、千葉の魅力のブランド化にも取り組むと聞いておりますが、ブランド化に当たっては、千葉が誇るおいしい農林水産物や風光明媚な自然景観などの魅力を一層積極的に発信していく必要があると考えます。  そこで伺います。本県の有する魅力のブランド化にどのように取り組んでいくのか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  本県の有する魅力のブランド化に関する御質問でございますけれども、県では、これまでも県内産の農水産物でございますとか観光地などの魅力を、テレビやラジオ、SNSなどをはじめとして、県の持つ媒体を幅広く活用いたしまして、県内外に発信をしてきたところでございます。競合相手が非常に多数いる中でございますけれども、本県の産品でございますとかサービスなどを、より多くの方に繰り返し末永く選んでいただくためには、やはり差別化を図ることが必要だというふうに考えております。そうしたことから、魅力発信に当たりましては、ブランド化に資するよう、景色や産品等の優れたところだけではなく、背景にございます人、暮らし、文化、歴史等のストーリー性なども付加いたしまして、受け手の心に響くように取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 佐藤委員。 ◯佐藤健二郎委員 ブランド化を図っていくためには、消費者に違いや価値を認識してもらうことが重要です。ブランド化は商品やサービス、地域イメージなど様々なもので進めることができ、ブランドとして認知されれば、リピーターを確保できるという経済的効果に加え、その地域への愛着が高まり、移住、定住にもつながっていくことが期待できると考えます。例えば沖縄のアグー豚は、観光地と美食をうまく組み合わせてハイブランド化しています。旭市の豚も味では負けていないと思います。そうした観点からも、市町村や地域の関係者と連携をして、ブランド化への取組を一層推進していくよう要望しまして、質問を終わります。 ◯委員長(實川 隆君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 私からはダイバーシティーの推進について伺います。本県の新たな総合計画の施策項目である「多様な個性が力を発揮できる社会の実現」についてですが、ここには主な取組として、「誰もがその人らしく生きていくことができる社会の実現に向け、当事者を含め様々な関係者から意見を伺いながら、本県のダイバーシティー推進に係る計画を策定します。また、ダイバーシティーの考え方について、県庁内の理解を一層深め、広く県全体に浸透を図ります」とあり、具体的にはダイバーシティー推進に係る計画の策定と、ダイバーシティーに関する啓発をするとされています。この施策を進める上で、例えば障害に係るアンコンシャス・バイアスについてですが、私たちはそれぞれの障害の特性を理解せず、障害者は気の毒だ、障害者は何をするか分からない、障害者に重要な仕事を任せられないなどといったアンコンシャス・バイアスを持ちがちです。そして、私たちは人々の様々な違い、人種、国籍、宗教、年齢、性別、障害、性的指向、学歴、価値感などなどについてもアンコンシャス・バイアスを持っています。そして、このアンコンシャス・バイアスは、文字どおり私たちが持つ無意識の思い込みや偏見ですから、まずはそれに気づき、改めていくことが必要です。新たな総合計画では、「男女が、固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)に捕らわれることなく活躍でき、また、安全・安心に暮らせるよう、意識づくりや広報・啓発活動に取り組みます」とあるように、性別に係るアンコンシャス・バイアスについては、それにとらわれない取組をするとしています。しかしながら、同計画には、県がダイバーシティーを推進する上で、性別以外の人種、国籍、宗教などなどに係るアンコンシャス・バイアスについて、どのように取り組んでいくのかは示されておりません。  そこで、人々の様々な違いに係るアンコンシャス・バイアスについて、今後県はどのように取り組み、ダイバーシティーを推進していくのか伺います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  総合計画案では、年齢や性別、障害の有無などにかかわらず、誰もが社会に参画し、その人らしく生きていくことができる社会づくりを推進するということを155ページのほうに記載してございます。そうしたことから、今後は一人一人が互いを尊重し、多様性を認め合うダイバーシティーの考え方を広く県全体に浸透させるため、まずは県職員を対象としたセミナーを開催するなど、職員一人一人の理解を一層深めていきたいというふうに考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 野田委員。 ◯野田剛彦委員 ちょっとかみ合ってないんですけど、アンコンシャス・バイアス、具体的にどう取り組んでいくかということを聞いたんですね。なかなか答えが出てこないということでございますので、今回はそれで結構でございますけれども、性別のみならず、ほかの人々の様々な違いに係るアンコンシャス・バイアスについても取り組んでいただくよう要望して、質問を終わらせていただきます。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 2問だけお願いします。ロシアのウクライナの軍事侵攻についてですが、県議会では平成6年、核兵器の廃絶と世界の恒久平和という悲願を込めて非核平和千葉県宣言を決議し、政策企画課が県ホームページで非核平和千葉県宣言を常に掲載しています。県下の市町村も同じ宣言をしているところは、その理念に基づき、理不尽なロシアの侵攻、侵略を直ちに中止し、一刻も早く平和的解決など、抗議文を強くロシアのプーチン大統領に送付しています。四街道もやってます。千葉県もそうすべきではないかということと、さらにそのとき、福島第一原発で被曝した県として、ロシアがウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所を攻撃し、制圧したことに対して強く抗議すべきであると思うが、どうか。政策企画課でも、部長でもいいから答えてください。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  今、委員がおっしゃられたようにウクライナへの侵略によりまして、原子力発電所を含めまして国の重要な施設が攻撃されているということは承知をいたしております。こうしたことから、力により一方的な現状変更をしようとする行為というのは、決して許されないものであり、外交や安全保障に係る事項は、国において国際社会と連携するなど、しっかりとした対応を取っていただく必要があるというふうに考えています。こうしたことから、県としましては知事会におきまして、ロシアによるウクライナの主権侵害に抗議し、ロシア軍の即時かつ完全な撤退を求めるとともに、国に対して邦人保護等について万全を尽くすように要請しております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 県議会でも、これはたしか急施の案件だったと思いますけど、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に対する決議がされました。こういったことがあるのに、例えば今日の昼間のニュースでも、熊谷知事じゃないけど、ある州の知事がロシア軍に引き連れていかれて、自治としての権限はなくなったわけです。核兵器と暴力を持った国が明らかに侵略するということは、すごい危機感を持つのが普通じゃないですか、平和ぼけしてないと。本当は、部長の挨拶の中でロシアのウクライナ侵攻を、議会も決議してる、こういう状況の中で、かつ政策企画課は、非核平和千葉県宣言の決議をずっとネットに出してるぐらいなら、何か一言挨拶があっていいと思うんですけど、その辺についてはどうですか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。
    ◯説明者(横山政策企画課長) ちょっと繰り返しになって恐縮ですけども、このロシアの今回の軍事侵攻につきましては、非常に決して許されない行為であるという認識でおりまして、そういった点は委員と同じ考えだというふうに思っております。ただ、外交や安全保障に関わる事項というのは、まず国において国際社会と連携して対応していただく必要があるということなので、全国知事会等において様々な対応をしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 これは国です、これは県です、これは市町村ですじゃなくて、県民一人一人の意思を発信しないでどうするんですか、行政が。  それはいいとして、次の質問に行きます。今、NHK大河ドラマで「鎌倉殿の13人」をやって、鎌倉幕府をつくった千葉県の豪族の歴史が全国に放映されています。こうした貴重な機会を活用して、様々な部署で千葉県の魅力、歴史、文化、観光に向けて発信すべきであると思いますが、どうか。これは報道広報課かな。 ◯委員長(實川 隆君) 二川千葉の魅力発信担当課長。 ◯説明者(二川千葉の魅力発信担当課長) 報道広報課でございます。  大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、本県も作品の舞台になっておりまして、鎌倉幕府をつくった豪族の活躍には、それぞれストーリー性がございますので、本県の歴史の大きな魅力の1つであると認識しております。県では、これまでも千葉氏の歴史やゆかりの寺社などについて広報してきたところでございますけれども、源頼朝や千葉氏などにさらに注目が高まることが期待されますので、各部局関係課で構成する広報推進委員会等で大河ドラマに関連した情報の共有等を図りながら、魅力発信に努めることとしているところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 これはもう数少ない機会の1つですから、よく大河ドラマをやったところ、例えば新潟のところとか、あるいは高知県とか、ありますよね、明治とか戦後。すぐさま駅前にはテントを張って、大河ドラマに関するいろんな展示をやったり、あるいは歴史博物館なんか、この前、1週間前に見たけど、一言も何かこの大河ドラマについて触れてない。こういう感と応の即動く、そういう姿が全く私はないと思うんですよ。  それで、1つ質問ですけど、この「鎌倉殿の13人」というのは、本当に千葉県にとっては、その素性を見せる非常に大事なドラマだと私は思うんですよ。千葉市で昔、熊谷市長のとき、開府900年とかいって盛んに千葉氏をやって、千葉氏は成功したほうですけれども、上総広常ですかね。ああいう権力闘争で負けた連中とか、いずれにしても鎌倉幕府をつくったのは、この房総半島の2つの大きな豪族だったわけです。そういうことを、ぜひこの機会に宣伝して、そして幕府をつくり、元寇の役を乗り越えた貴重な県だということを県民にもうちょっとアピールすると。そういうことをぜひ魅力発信ということでやってもらいたいんだけど、ちょっと一言、それについてはどう思いますか。 ◯委員長(實川 隆君) 二川千葉の魅力発信担当課長。 ◯説明者(二川千葉の魅力発信担当課長) 報道広報課でございます。  繰り返しになりますけれども、委員の御認識のとおり、非常に本県が持つヒストリーでございます。ストーリーでございますので、大きな魅力の1つだというふうに考えております。発信につきましては、今コロナという状況の中でいろいろございますけれども、繰り返しにはなりますけれども、各部局とも共通認識を図りまして、機動的にできるものについては対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 河野委員。 ◯河野俊紀委員 武家政権をつくったときの権力闘争というのは非常に上総広常も見苦しくて、千葉氏と違ってかわいそうですけど、でも、あれこそが歴史の真実で、千葉県が一番やったわけですよ、1000年の武家政権をつくる基礎として。ああいった貴重な瞬間を、ぜひ県民に魅力の発信としてやってほしいことを要望して、終わります。 ◯委員長(實川 隆君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 お聞きします。政策企画課のほうにお願いいたします。12月の委員会に引き続きでございますけど、また、先ほど部長の説明でもありました、また今井委員も触れていただきましたSDGsの件です。ちばSDGsパートナー登録制度推進に当たり、宣言書というこういう17項目のうち、どれがその企業ができるかというので丸をつけて、そして出して登録を申請するという形で、登録書と、あとピンバッジを届けていると聞きました。1月に先ほどの報告のとおり325、企業が大体8割だと聞いてますけども、この1月末で325件なので、2月末の申請状況も少し分かれば教えていただければ、また、その特徴とか分かれば教えていただければと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 政策企画課でございます。  SDGsパートナー登録制度についての御質問でございますけれども、2月分の申請状況につきましては、600件を超える登録申請をいただいておりまして、現在、登録に向けた作業を進めているところでございます。特徴ということでございますけれども、やはり1月と同じような形にはなりますけれども、やはり登録は企業がおよそ8割を占めております。ただ、学校でございますとかNPO法人、個人事業主、各種団体などの皆様からも申請をいただいているところでございます。また、これも1月と同様でございますけれども、やはり都市部の皆さんからの申請が多くなっておりまして、千葉市、市川市、松戸市、それから柏市、船橋市の5市で全体の半分以上を占めているような状況でございます。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ありがとうございます。このSDGsは2030年に向けての取組ですので、本当にこの理念を掲げながら、長いスパンで取り組んでいかなくてはならないと思いますし、また取組の、ある面、進化も望まれる、期待されると思いますので、先ほどセミナー等も行ったという話がありましたけども、今後さらに、登録団体についてはホームページでも団体の取組、この宣言書を通して分かるわけですけども、紹介してますけれども、今後その横のつながりとか、同じ取組をしているとか、そういう情報交流とかも必要かと思うんですけども、県のほうは何かそういう考えていらっしゃいますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 今、委員おっしゃっていただきましたけれども、私どもといたしまして、県ホームページに登録企業・団体の皆さんを紹介するページを新たに開設をさせていただきまして、企業等の皆さんのSDGsの達成に向けた経営方針や取組、それから他の登録企業と連携して取り組みたい課題などを紹介をしているところでございます。令和4年度におきましては、企業向けのセミナーを開催を予定してるというふうに申し上げましたけれども、その中で参考となる取組事例等を積極的に情報提供して、取組の裾野を広げていくとともに、新しい展開を生み出していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ぜひよろしくお願いいたします。それで、このちばSDGsのシンボルマークなんですけれども、非常に好評で、私たち委員も1つずつ頂きましたけれども、実際には各首長には配られてないんですよね。全県に広げようという思いを持っていながら、首長に渡すものもないくらいの状況なのは非常に残念なんですけども、このシンボルマークを掲載するに当たっては、新聞等を見ても、必ずそのマークが出たときには、千葉県提供とか必ず言葉が入っておりますけれども、こういうマークの使用の取扱いについては要綱が非常に細かく使用取扱要領ということで、簡単には使えないんだなということで、私たちも注意していかなきゃならないなというのを感じております。登録団体によるこのマークの使用については、どのようなアイデアとか工夫が届いているのでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 横山政策企画課長。 ◯説明者(横山政策企画課長) 登録団体によるシンボルマークの活用の事例でございますけれども、登録された企業の皆さん方が事前に届け出をいただいた上で、登録企業の皆様が自らのSDGsに関する活動を広く広報することや、SDGsを普及啓発することを目的として使用することができるということに要領ではなっております。具体的な使用方法でございますけれども、名刺やホームページにおける使用だけ、そういったものに加えまして、社用車にステッカーを貼り付けることでございますとか、工事現場に掲げる標識等と併せて掲示をしていただくというような、当初我々が想定していなかったようなアイデアとか工夫に富んだ企画案をいただいているところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 阿部委員。 ◯阿部俊昭委員 ぜひそういう交流していただければと思いますので、連携とか、また周知を広げていただけるとありがたいなと思います。  あとは細かいことで恐縮ですけども、やっぱりシンボルマークですけども、職員に全員に配る。県職員は全員配るとか、今回の議会で総合計画が承認されましたら、ぜひ首長にも配るとか、全県へのやっぱり周知をしていったほうが、私は大きなうねりが出てくるんじゃないかなと思いますし、また、これ要望ですけども、報道広報課の方への要望になりますけども、議会終了後、この千葉県のトップ画面、今のホームページのトップ画面ですけども、県がSDGsに取り組み始めた、既に取り組んでるんですけども、明示されるような絵柄というか、デザインをぜひ工夫して、4月からでも結構ですので、工夫していただければなと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ◯委員長(實川 隆君) ほかにございませんか。  秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 何点かご質問、交通問題関係と広報、ホームページについてお尋ねいたします。  1問ずつさせていただきます。まず鉄道関係でございますが、本県が出資している三セク鉄道のうち都心に乗り入れをしている東葉高速鉄道、北総鉄道、つくばエクスプレスの経営状況についてお尋ねいたします。12月議会でも中間状況をお尋ねいたしましたところ、20%台から30%台前半の減収率ということで、非常にまだ心配な状況が続いておりました。その後、数か月、また状況が判明したと思いますので、運輸収入について、令和3年4月から直近の状況について、運輸収入の状況につきまして、昨年度決算との比較及びコロナ前の令和元年度の同期間との比較をすると、どのような状況かお尋ねいたします。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 交通計画課でございます。  東葉高速鉄道、北総鉄道及びつくばエクスプレスの令和3年4月から直近、本年1月までの状況でございます。東葉高速鉄道は運輸収入ベースで、対令和2年度同期比7.1%増、対令和元年度同期比では23.1%減となっています。また、北総鉄道は輸送人員ベースとなりますが、2年度比4.6%増、元年度比で21.0%減、つくばエクスプレスは、運輸収入ベースで2年度比12.5%増、元年度比で28.1%減となっております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ありがとうございました。昨年度比では3社ともに同時点で増収となっておりましたが、やはりコロナ前の年度と比べますと21%から28%の減ということで、非常に厳しい状況が確認できました。  続きまして、定期券の収入についても同様の期間で、同様の2か年度と比較するとどのようになりますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 令和3年4月から本年1月までの定期収入の状況についてですが、東葉高速鉄道は運輸収入ベースで、対令和2年度同期比3.4%減、対令和元年度同期比28.6%減、北総鉄道は輸送人員ベースで、2年度比1.8%減、元年度比23.7%減、つくばエクスプレスは運輸収入ベースで、2年度比0.7%減、元年度比で29.2%減となっております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 定期券で見ると、昨年度比で見てもまだマイナスの1%前後から3%前後だということが分かりました。令和元年度比で見れば23.7から29.2%の減ということで、さらに厳しい状況、つまりコロナ前の回復をするには3割近く増収しなければならない状況ということが分かりました。なかなかつかみにくい数字かと思うんですが、もし東葉高速鉄道だけでも通学定期の収入の状況について、令和2年度の同期間、1月までと令和元年度との比較の数字がもしあれば、お知らせ願います。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長、分かりますか。 ◯説明者(豊田交通計画課長) すみません。東葉高速鉄道で通学定期、対令和2年度比ですとプラスの40.5%、対令和元年度比ですとマイナス36.2%となっております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ありがとうございました。東葉高速の通学定期、これにつきましては、私が市長のときも値下げしましたけど、現市長も昨年5月の市長選挙で値下げの公約をされています。市議会も要望書を国に提出するなど、八千代市一丸となって今努力しているところでございます。この通学定期につきましては、ただ、令和元年度比だと、まだマイナスの36.2%ということで、非常に厳しい状況が確認できました。確かに通学定期の占める比率というのは定期収入に占める割合の中では小さい割合だということは承知しておりますが、しかし、高校生年代の方々が定期券買って通学する経験をすれば、その後、大学に進学したり、就職したり、それから一度八千代市とかを離れても、マイホームを買う世代になる頃に、また東葉高速沿線での住宅探しをしてくれる可能性が高まりますので、決して小さいことではないというふうに私は考えております。  そこで、次にお尋ねいたします。通学定期収入の売上増を図る取組としては、もちろん割引率のアップ、要は値下げが一番大きな効果を発揮する政策であることは百も承知なんですが、それに至る前後の期間においても、やるべきことはあると考えております。残念ながら、コロナの関係で、毎年開催していただいておりました八千代緑が丘駅でのサマーコンサートという沿線の高校と鉄道との密着した取組というものが、この2年間実施できずにいることは残念なことであるんですが、ただ、それだけでしようがないと諦めるのではなく、ほかにも地元の沿線の高校との密着した連携の取組を実施すべきと考えるが、どうか。具体例といたしましては、例えば東葉高速の社長が沿線の高校に、通学定期を買う時期にしっかりとアピールする挨拶回りをするとか、あるいは沿線の高校の絵画展や写真コンクール展を行って、その作品を駅などに展示するといったことが考えられると思いますが、この辺の取組についてはどのような状況でしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 会社では、沿線の多くの方々に御参加いただく各種イベントの開催などを通じまして、利用者の増加に努めておりまして、その一環としまして、一般の利用者向けに東葉高速線全駅の改札口内外のコンコース部分や船橋日大前駅西口のギャラリースペースを作品展示等の用途で無料で利用できます駅構内スペース無料開放といった取組をしておりまして、過去に沿線の高校、大学等にも利用されていると聞いております。先ほど委員のありました東葉サマーコンサートやこれらの取組について、今後も継続していきたいと考えているということです。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。
    ◯秋葉就一委員 分かりました。高校年代の方や大学生にも展示してもらったことがあるというお話でしたが、やはり高校生、大学生、特に高校生に絞った企画というものを、ぜひ県からもプッシュしたり、提案したりしていただきますよう要望いたします。  最後、東葉高速の最後につきましては、飯山満駅と東海神駅の間に想定されております新駅の関係で何点かお尋ねいたします。まず、この東葉高速新駅の整備に関する状況については、県はどの程度把握されてますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 東葉高速鉄道の新駅に関しましては、船橋市では令和8年度末を目途に誘致する方針でありまして、設置に係る概算事業費として約65億円を見込み、同市の来年度当初予算において、新駅の設置等に要する費用として約1.6億円が計上されていることを承知しております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。船橋新駅という言葉は新聞報道等では使われていないので、恐らく仮称の駅名はまだないというふうに理解いたしますけれども、この、今取りあえず船橋新駅と呼ぶことにしますが、船橋新駅の整備に当たりまして、今回65億円、船橋市が負担するということでございますが、このような時期からの整備の場合は、最初からエレベーターがもう設置された状態で駅が完成するというふうに理解してよろしいでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 船橋市からは、市の負担で新駅開業時からエレベーターを設置する計画であると伺っています。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。船橋新駅に関する質問の3点目は、これが完成した後は東葉高速が運営の維持管理費を負担していかなければならないということになると思いますが、その年間の概算費用は既に出されておりますでしょうか。幾らでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 会社の長期収支推計においては、新駅に係る運営・維持管理費等として、年間約2億円を見込んでいます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。当然、2億円以上の増収が期待される駅であると理解してよろしいんでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 長期収支推計上はそのように見込んでおります。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 船橋新駅につきましては、最近の報道などで、1月の本県の都市計画審議会で、駅ということではなくてふなばしメディカルタウン構想について、市民理解と丁寧な説明を船橋市に求めると付議があったことや、船橋市内の団体が防災上の懸念を表明されているということなどが報道されておりますが、船橋市長宛てに請願書も出しているということでありますが、この辺の情報については、県はどのように認識されていますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 県土整備部のほうから伺っておりますが、今後また県土整備部や船橋市と意見交換等して情報収集に努めてまいりたいと考えております。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。5月に船橋市が説明会を開かれるようですので、その辺の情報を常に総合企画部も入手しながら、この問題に対応していただきたいと思います。  鉄道関係の最後の質問をさせていただきます。総合計画案の108ページに「交通政策審議会答申路線の整備促進」というものが掲載されておるんですけども、こちらの同答申路線の中には東京8号線・11号線が含まれているかもしれませんが、含まれていないものについて把握されているものがあれば教えていただきたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 東京8号線の延伸と東京……。すみません。もう一度質問を。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 前のページに東京8号線・11号線の整備促進の調整という記載がございますので、それ以外のものがある場合については、具体的にお教えいただきたいと思うんですが。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 総武線・京葉線接続新線の新設が挙げられます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 申し訳ございません。挙げられてないものとしては、今申し上げたもののほかに都心直結線の新設と羽田空港アクセス線の新設及び京葉線、りんかい線相互直通運転化、それから常磐新線の延伸がございます。失礼いたしました。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 今おっしゃった都心直結線の関係というのは、もう少し具体的におっしゃっていただくとどのようなものでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 豊田交通計画課長。 ◯説明者(豊田交通計画課長) 都心直結線の新設は、押上から、また新東京駅を新しく造りまして泉岳寺まで行く新線でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 分かりました。ありがとうございました。  最後に、県のホームページについてお尋ねいたします。ホームページは報道広報課の担当だったと思いますけれども、県のホームページのトップページについて、リニューアルのタイミング以外の通常の時期においても、見直せる範囲で見直しが必要だと考えますけれども、例えば各ホームページの各ページの直近の1か月の閲覧状況などを常に調査しながら、あるいは県民の御意見等や職員等の御意見等も踏まえた上で、随時見直しや改善はされているのでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 高梨報道広報課長。 ◯説明者(高梨報道広報課長) 報道広報課でございます。  千葉県ホームページでは、災害や新型コロナウイルス感染症など即時性が高い情報や県民にとって重要な情報を、担当部局と協議し、トップページの上部に配置をさせていただいております。令和4年2月のトップページのアクセス数でございますけども、46万3,000ページビューとなっております。また、アクセス数が多い上位ページにつきましては、「濃厚接触者について」が49万4,000人、「患者の発生について」というページが37万4,000ページビューとなってございます。また、県民から問合せが多い情報は、その時々に応じまして必要な情報を担当部局と協議し、トップページの上部に配置をするなど、県民の利便性に配慮し、運用しております。  以上でございます。 ◯委員長(實川 隆君) 秋葉委員。 ◯秋葉就一委員 ありがとうございました。今の一例に出た「患者の発生について」というのは私もよく見るんですけど、意外とちょっと開くのに時間がかかったような記憶ありますので、ぜひ担当部のほうに、もう少し目立つ上のほうに掲載できないか御協議いただけると幸いです。  最後にもう1点は、空港地域振興課にお尋ねいたします。観光振興は商工労働のほうでやっていただいておりますが、航空会社っていうのは、やはりコロナの状況がある程度改善したとしても、国際線のほうの回復は、さらにもっと遅れることが想定されますから、成田空港が立地する本県としましては、航空会社の利用に対する支援というものは、商工労働部とは別に総合企画部でも何か特出しの支援をしていかなければいけないと考えますが、その辺についての検討はされてますでしょうか。 ◯委員長(實川 隆君) 錦織空港地域振興課長。 ◯説明者(錦織空港地域振興課長) 成田空港におきまして航空会社に対する直接的な支援につきましては、空港会社が着陸料や停留料の減免等の支援を行ってるところでございます。また、こうした取組に対しまして、国では空港会社に対する無利子貸付け等を行うことにより支援を行っているというところでございまして、県では、このような国、空港会社の取組に対しまして、令和3年11月に開催されました政府主催の全国都道府県知事会議におきまして、国土交通大臣に対し知事自らが、引き続きしっかりとした空港・航空関連事業者への支援をお願いしてきたところでございます。今後もあらゆる機会を捉えて要望してまいりたいというふうに考えております。  また、利用促進という観点での御質問でございましたが、県も構成団体になって地元と一緒に活動しております成田空港周辺地域振興連絡協議会というところが主体になりまして、エアラインですとか国内線の就航先とともに、昨年度、旅行機運を醸成するためのプレゼントキャンペーンを行ったところでございます。今年度も、これに加えまして成田空港活用協議会も加わって、同様の枠組みで、さらに利用促進に向けた利用者向けの企画をしていたところでございますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、現段階で実施を見送ったところでございます。今後も、コロナウイルス感染拡大の状況によってでございますけれども、今後、実施に向けて検討していきたいと考えております。     (秋葉就一委員、「ありがとうございました」と呼ぶ) ◯委員長(實川 隆君) よろしいですか。  本間委員。 ◯本間 進委員 私からは羽田空港の騒音問題についてお伺いしたいと思います。千葉市上空の騒音軽減効果が期待される都心上空ルートの運用状況については、12月議会の本委員会でも質問しましたが、その際に、詳細は年内での開催を調整している、連絡協議会において国から説明を受けるとの答弁があったところです。その後、連絡協議会が12月23日に開催されたこと、そして、その結果概要について報告いただいたところですが、大事なことですので、改めて確認させていただきたいと思います。  そこでお伺いしますけど、12月の連絡協議会では、令和3年度前半における都心上空ルートの運用状況について、国からどのような説明があったのか。また、この期間の航空機騒音について、国の説明はどうか、お伺いしたいと思います。
    ◯委員長(實川 隆君) 錦織空港地域振興課長。 ◯説明者(錦織空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  12月の連絡協議会において、国からは「南風時の新到着ルート、いわゆる都心上空ルートは、令和3年4月から令和3年10月までの間、116日間運用され、8,114機が同ルートを飛行した。」との説明を受けたところでございます。また、令和3年4月から8月の航空機騒音の測定値につきまして、機能強化前である令和元年度と比較して低下していること、低下の要因は都心上空ルートの運用開始による騒音軽減効果のほか、新型コロナウイルス感染症による減便や運航機材の小型化など複合的なものと考えられることが国から示されたところでございます。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今年度前半の騒音測定結果とその要因分析などについては分かりました。国に対しては、都心上空ルートの着実な運用と効果の検証をしっかりと行うよう、引き続き求めていただきたいと思います。都心上空ルートの効果や減便の影響などの総合的な理由により、千葉市上空の騒音が軽減したということの事実は分かりましたが、都心上空ルートの運用は一部の時間帯に限られていますし、航空機の便数はいずれ回復すると思いますので、今後も騒音軽減に取り組んでいく必要があると考えます。  そこで伺いますけれども、羽田空港の騒音問題について、今後どのように取り組んでいくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(實川 隆君) 錦織空港地域振興課長。 ◯説明者(錦織空港地域振興課長) 空港地域振興課でございます。  今後も国に対しまして、都心上空ルートなどの運用状況やその効果について、関係市町はもとより住民への詳細な説明と積極的な情報公開に取り組むよう求めてまいりたいと思っております。また、復便が進んできますと、再び羽田空港を離着陸する航空機の多くが本県上空を飛行することとなるため、引き続き関係25市町と連携しまして、国に対してさらなる騒音軽減策の検討と実施を求めてまいります。 ◯委員長(實川 隆君) 本間委員。 ◯本間 進委員 今後の取組については分かりました。特に千葉市をはじめとした飛行ルート直下の住民への情報提供は重要だと思いますので、国に対して様々な手段を用いて、分かりやすい丁寧な説明を行うよう求めていただきたいと思います。  以上で終わります。 ◯委員長(實川 隆君) ほかに質問ありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(實川 隆君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「委員長、副委員長一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(實川 隆君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(實川 隆君) 以上で総合企画企業常任委員会を閉会といたします。        午後2時57分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....